ミラーレス一眼カメラ2台を持ち歩くのにたどり着いた先

管理人は2022年3月に新しいカメラを導入して2台体制で写真を撮っている。
2台には異なるレンズを装着してその場で使い分けるような運用を目指している。
その際にどのように持ち運ぶか、ということの管理人の回答が出た。
そんなことを書いてみた。

悩んだ末のミラーレス一眼の2台体制

中古のα7R3を導入したことは以前書いた

どうしても外出先のアウトドア、山の中でレンズ交換をしたくなかったことから2台体制がベストと自分なりに答えを出した。
決まれば調達するのみということで、さっそく中古で程度の良いものを物色したのだった。
探しに探しまくって、非常に状態が良い割には価格が安い個体を見つけて購入した。

現在は半導体の不足からミラーレス一眼の供給に難があり、新品も中古も品薄な状況で玉が無い状態だ。
たまに出てきても一時の価格では無く、かなり高い相場で動いているように見える。
中古とは言え高くなる前に底値で購入できたのはラッキーだった。

購入した中古のα7R3が手元に届いて、元からあるα7M3と全く同じ環境にしてみた。
グリップ等の手に触れるところを2台共通にした
これなら持ち替えても違和感がなくて非常に良い感じ。

具体的には次のようなことだ。
・JJCのオフセット金具(ハンドストラップ自体は使用しない)
・ハンドストラップはPeak DesignのCLUTCH
・INPON エクステンショングリップ

この内容で今のところバッチリだ。

2台をどうやって持ち歩くかという問題

カメラのストラップ系がバッチリ決まったので、次に問題となるのがα7R3とα7M3の2台をどうやって持ち歩くのか、という問題だ。
これはなかなかに難問で解決する手段がたくさんあるのだが人によってかなり異なる。

管理人の場合は、トレッキングのような形で山の中を目的の場所に向かって進むということが多い。
目的の場所に着いたら、ウロウロと歩き回り写真を撮りまくる。
途中でも写真を撮るので山に入る際にはカメラはすぐに利用できる状態にしたい。
ほとんど三脚は使わないが、たまに使うこともある。

目的地へ行き着くまでに難所もある。
難所を乗り切るためにできる限り両手を空けておきたい。

さらに問題となるのがカメラバッグやカメラ自体を置ける場所があるのか、ということ。
管理人の行く先ではジュクジュクで湿っていたり、土や岩だったり、山の中あるあるという感じ。
だから、地面に置かなくてもカメラを取り出せるカメラの保持方法が必要だった。

これらを解決する方法は無いものか、と考えたのだった。

元々のカメラの運用方法

元々管理人はPeak DesignのCaptureというカメラを保持するツールを使用していた。
Peak DesignのCaptureは、ベースとなる金具をバックパックのショルダーとかベルトに固定する。
その金具にカメラをカチャンとスライドしながら装着する(装着してロックも可能)。
装着するためにはカメラ側に金具が必要になる。

管理人の場合、カメラ側は Standard Plate と呼ばれるアルカスイス互換のプレートをINPON エクステンショングリップに取り付けている。
つまりカメラ側から行くと、次のような順序で締結されることになる。
・INPON エクステンショングリップ
・Peak DesignのStandard Plate
・Peak DesignのCapture
これならCaptureにも、三脚にもワンタッチで取り付けできる。

バックパックの肩に取り付けたPeak DesignのCaptureにプレートをカチャンと嵌め込めば手がフリーになる。
厳しい場所に出くわしても両手がフリーになるので安心、装着したカメラの揺れも少ない。
また他のことをしようとした際に両手がフリーになるのは便利だ。
汗を拭いたり、水分を補給したり自由にできる。

ストラップでの運用はブラブラしてあかん

1台体制の時は、こうしてPeak DesignのCaptureに装着していた。
2台を持ち歩こうと思えば、1台はPeak DesignのCaptureに装着、もう1台はストラップで運用というのが自然な流れだと思う。

そこで管理人は Peak DesignのCapture と ストラップによる2台運用を試してみた。
そもそも管理人が行くような山の中ではストラップでは重いカメラがブラブラしてあかん。
狭いところだと、どこかにぶつけそうだし、ブラブラした拍子に自分自身のバランスを失わせることになる。
精神的にもブラブラしているのが大いに気になるということもある。

たぶん、今までカメラ1台体制だったが Peak DesignのCapture に固定して運用していたので、これに管理人が慣れてしまったのだろうと思う。
やはりある程度カメラが固定されているのは非常に安心感がある。
Peak DesignのCapture と CLUTCH組み合わせで、実際にカメラを落としたこともない。

こうしたことでストラップ運用は却下となった。

となると Peak DesignのCapture 2台運用しかないではないか

ということで Peak DesignのCapture による2台運用に決定したのだった。
実際にはバックパック形式(背中に背負う形式)のカメラバッグのショルダーに Peak DesignのCapture を装着するという方法だ。

↑ BURTONブランドのF-STOP28LのショルダーにPeak DesignのCaptureを左右に装備した状態。両側にカメラ(α7M3とα7R3)を取り付けると完全に両手をフリーにできカメラもブラブラしない。ウェストベルトに取り付けたポーチにはRX100M3とスマホを入れている。
↑ BURTONブランドのF-STOP28LのショルダーにPeak DesignのCaptureを左右に装備した状態。両側にカメラ(α7M3とα7R3)を取り付けると完全に両手をフリーにできカメラもブラブラしない。ウェストベルトに取り付けたポーチにはRX100M3とスマホを入れている。

最初から薄々この方法がベストだろうなぁという予感はしていた。
今までの運用で非常に安心感があり、便利だし、何よりも両手が空くのが良い。

このストラップではなくしっかりカメラを固定した上で両手が空くということを体験すると癖になる。
ストラップのように重く大きなカメラがブラブラしていることに不安を感じてしまうようになる。
ちょっとした病気のような感じ。
それほど安心感がある。

カメラバッグはF-STOP28Lというモデル

管理人が使用しているカメラバッグはBURTONブランドのF-STOP28Lというモデル。
28Lにしては外見がかなり大きくってガッシリしている。
気に入ったのはショルダーベルトやウェストベルトの造りが非常にしっかりしていて調整箇所も多い、重量物を担ぐということに対して安心感があったことだ。

28Lなのでそれほどたくさんの機材は収納できないが管理人の使用しているミラーレスカメラ2台と交換レンズ2本、それにコンデジ、あとは細々とした小物を収納している。

現在収納しているのは次のカメラとレンズ。
・α7M3+FE16-35mm F2.8GM SEL1635GM
・α7R3+Art24-70mm F2.8 DG DN
・RX100M3
これに、お掃除道具・ケーブルやSDカード・予備バッテリー・ストラップ類を収納している。
この他に、折りたたみ傘・トラベル三脚・身の回りのモノを外ポケットに入れたりしている。

↑ カメラバッグはBURTONブランドのF-STOP28Lを使用。28Lなのでそれほど入らない、ミラーレス一眼として2台(α7M3+FE16-35mm F2.8GM SEL1635GMとα7R3+Art24-70mm F2.8 DG DN)、コンデジRX100M3、お掃除道具・ケーブルやSDカード・予備バッテリー・ストラップ類を収納している。
↑ カメラバッグはBURTONブランドのF-STOP28Lを使用。28Lなのでそれほど入らない、ミラーレス一眼として2台(α7M3+FE16-35mm F2.8GM SEL1635GMとα7R3+Art24-70mm F2.8 DG DN)、コンデジRX100M3、お掃除道具・ケーブルやSDカード・予備バッテリー・ストラップ類を収納している。

管理人のパターンではこのカメラバック(バックパック)ひとつで行動している。

今回両肩に Peak DesignのCapture を装着してみて少し山を歩き回ってみた。
さすがに、重量がずっしり肩に来るのはしょうがないこと。
カメラはミラーレス一眼として軽いのは軽いが、明るいレンズと組み合わせるとそれなりの重量になる。
年寄りには結構きついので普段から体を鍛える必要がある。

Peak DesignのCaptureでの2台運用は大成功

2022年4月、実際に両肩に Peak DesignのCapture を装備してα7M3とα7R3を装備して山を歩き回って桜の写真を撮ってきた。
重いのは諦めるしかないが、運用は非常に便利だった。
2台のカメラをとっかえひっかえ運用できる(実際にはコンデジも含めて3台)。

↑ 兵庫県養父市の樽見の大桜を撮りに行ってきた。かなりの斜面を登らないと行けない場所だが快適に2台のカメラをとっかえひっかえ撮影できた。
↑ 兵庫県養父市の樽見の大桜を撮りに行ってきた。かなりの斜面を登らないと行けない場所だが快適に2台のカメラをとっかえひっかえ撮影できた。

この角度から撮ってみようとか、こうして撮ってみよう、ということをカメラを交換することでレンズ交換無しに実践できるのはスピーディーで思考を途切れさせない。
地面にバックパックやカメラを置く必要もない。
レンズ交換でセンサーにゴミが付いてしまうというリスクも無い。
一度体験したら止めれない利便性があると思う。
2台運用ならこのやり方はオススメだと思う。

今回使用した機材は次の通り。

今回はこのへんで
では