カメラとレンズの組み合わせの相性って確かにあると思う 年末に今年のカメラ沼レンズ沼を振り返る

管理人の手元にはカメラ本体が2台レンズが3本ある。
これらをイロイロ組み合わせて撮ってみたら雰囲気が異なる画像が出てくる。
好みな画像もあるし、自分ではイマイチな画像もある。
そんなことを書いてみた。

カメラ本体のお話

カメラ本体は暗所性能に惚れ込んだα7S3、15+ストップのダイナミックレンジということだ。
もう1台はα7R3、こちらも一度中古で手に入れたがその状態に納得できず手放してその後買い戻した、こちらも意外と暗所性能は優れていて15ストップということらしい。
現在この2台体制でほとんど静止画を撮っている。


ILCE-7RM3、2024:12:07、1/40、F2.80、ISO100、-0.70、92mm、35-150mm F2.0-F2.8 A058α7R3は古い機種にはなるが微妙な光の加減もうまく捕まえてくれる
ILCE-7RM3、2024:12:07、1/40、F2.80、ISO100、-0.70、92mm、35-150mm F2.0-F2.8 A058
α7R3は古い機種にはなるが微妙な光の加減もうまく捕まえてくれる

世間一般的にはα7M3やα7R3の世代はグリップが小さすぎてイマイチという評価が多い。
管理人にとっては手が小さいのかこの世代の握りが合っているような気がしている。
α7S3からα7R3に持ち替えると実にしっくりと来るのだ。
握りの感覚は人それぞれだからこういう人もいるということだ。

今のところこの2台で管理人は薄暗い山の中の神社仏閣を主に撮っている。

レンズの色目のお話

管理人の場合、被写体の関係からSEL1635GMをメインに置いている、このレンズありきで本体を選んできた。
SEL1635GMは素直な特性を持っていると思っていて、どのカメラと組み合わせてもそれほど変わらない印象だ。

感覚的なお話となるが、α7S3あたりからカメラ本体が出す画像の色目が変わったと思う。
良く言えばスッキリあっさりという感じだろうか。
これに比較してそれ以前のカメラ本体、α7M3やα7R3なんかはこってりと色が乗るという印象だ。
以前使っていた SIGMA Art24-70mm F2.8 DG DN なんかはα7M3と組わせるとコテッとしているがハッとするような色目を出したりした。


ILCE-7RM3、2024:12:07、1/20、F5.60、ISO100、-1.30、80mm、35-150mm F2.0-F2.8 A058A058というレンズはカバーするレンジもそうだが光のニュアンスの表現がうまいと思う
ILCE-7RM3、2024:12:07、1/20、F5.60、ISO100、-1.30、80mm、35-150mm F2.0-F2.8 A058
A058というレンズはカバーするレンジもそうだが光のニュアンスの表現がうまいと思う

現在SEL1635GMは主にα7S3と組み合わせて使用している。
この組み合わせで比較的おとなしい色目を出していると思う。
なにしろ暗いところでは良い画が撮れるのがうれしい。

一方 TAMRON 35-150mm F2-2.8 Di III VXD / Model A058S はレンズ自体があっさり目の色目と感じている。
α7R3と組み合わせると管理人にとってはちょうど良い感じ。

また軽量な標準ズームレンズと広角を兼ね備えたレンズとして1本でなんでも撮る目的で今年手に入れた SEL2070G はちょっと癖がある。
α7R3と組み合わせるとこってりとした色目で好みではないが、α7S3と組み合わせるとまぁまぁの色目となる。
画角も20mm始まりなので標準ズームとしては使い方が少々難しい。
面白いものだ。

カメラ本体もレンズもある時期からこってりからあっさりに色目が変わったみたい

思うに前述したようにカメラ本体はα7S3くらいから色目があっさり系に変化したと感じている。
一方レンズもその時代によって、つまりターゲットとするカメラ本体に合わせて色目が変化してきていると感じる。
だからその組み合わせによっては色目が好みだったり、こってりしすぎて好みではないということが起きるのだと解釈している。

あれこれ書いてみたが撮影時の光の加減で印象がかなり変わってしまうのでこれが絶対という訳でもない。
ただまぁなんとなくそんな傾向があるのかな、という程度なのかもしれない。

標準ズームよりも守備範囲の広いA058Sは使い勝手が良く思った画が撮れるので満足

管理人は以前 SIGMA Art24-70mm F2.8 DG DN を使っていた、このレンズは非常に良かった。
持ち歩くセットとしてはカメラ本体にSEL1635GM、SIGMA Art24-70mm F2.8 DG DN だった。
ただこのセットでは望遠端が少し足りなかった。
そこで TAMRON 35-150mm F2-2.8 Di III VXD / Model A058S に白羽の矢が立ったというわけだ。

このA058Sは重くて手ぶれ補正も内蔵してないが非常に優秀で万能なレンズだと思っている。
世間ではポートレートズームなんて呼ばれているが管理人はポートレートは撮らない。
ほとんどが風景や神社仏閣だが150mmまであることで守備範囲が広がり、さらに表現も広がったと思っている。


ILCE-7RM3、2024:12:21、1/32、F2.80、ISO100、-0.30、150mm、35-150mm F2.0-F2.8 A058α7R3とA058の組み合わせで撮るのが楽しい
ILCE-7RM3、2024:12:21、1/32、F2.80、ISO100、-0.30、150mm、35-150mm F2.0-F2.8 A058
α7R3とA058の組み合わせで撮るのが楽しい


フィールドに持ち出せば1kgを超える重量はそれほど気にならない、フロントヘビーではないのでカメラとのバランスが良いからだろうか。

最近は超広角よりも望遠域を使った切り取りに夢中になっている。

今年の散財は…

今年も押し詰まって残すところ1週間を切ってしまった。
管理人にとっては今年はあまり良い年では無かったような気がする。
カメラの分野でも今年の散財は SEL2070G のみだ(自慢するようなことではないが)。

どちらかというと手持ちの機材でイロイロ試してみて自分の好みを見つけようとした年だったかもしれない。
来年は小三元F4の70-200mmの手ぶれ補正内臓の望遠ズームレンズを手に入れたい。
もし手に入れることができたら大三元(ガッツリ用)と小三元(軽量コンパクト用)の2つのレンズセットが完成というわけだ。

今のところの理想としては次のような感じで考えている。
・大三元(ガッツリ用)
α7S3+SEL1635GM
α7R3+TAMRON 35-150mm F2-2.8 Di III VXD / Model A058S

・小三元(軽量コンパクト用)
α7S3+SEL2070G
α7R3+SEL70200G
※小三元の望遠ズームはあえて安価なSEL70200Gを狙っている

今回はこのへんで
では