家庭内WiFi環境の改善を目論む やっぱり業務用モデル!ということでWLX212を導入した

最近家庭内ネットワークで非常に困ったことが発生していた。
それはiPhoneのWiFiが頻繁に切れてしまったり、外から帰ってくると繋がらなかったりすることだ。
現在の無線APはBUFFALOのWSR-5400AX6という機種を2020年9月に導入したのだった。
そんなことを書いてみた。

導入当時は調子が良かったWSR-5400AX6だが…

管理人は2020年9月に今まで使用していたWiFiルーターの調子が悪くなっていたので交換した
具体的に言うと、BUFFALOのWZR-1750DHP2から同じBUFFALOのWSR-5400AX6という機種にした。
入れ替えてすぐは非常に調子が良かった、特に問題もなく繋がりも良かった。
その後2020年10月にインターネット回線をEOからJCOMに入れ替えた。

いつの間にかiPhoneだけ(第2世代iPhoneSEやiPhone12Pro)が切れたり、再接続ができなかったりすることが頻繁に発生した。
家の中でスマートフォンがWiFiに繋がらないというのは致命的だ。

この原因が何なのか?ということをしばらく調べてみたが結論は出なかった。
可能性として考えられるのは次のようなことだ。
・WSR-5400AX6の問題?
・iPhoneのiOSがバージョンアップした際の仕様の変更
・回線を変更した際のWiFiルーターの追加(電波の干渉?)
・家の中のWiFiを使う機器が多くなった
・家の中と外も含めWiFi電波環境の悪化

たぶんこうしたこ現象は単独の原因ではなく複合した原因なのだと思う。

新たに導入したWSR-5400AX6、なかなか快適である
WSR-5400AX6は導入した時は非常に快適に感じたのだが…、iPhoneのWiFi接続が安定しないのは原因が分からず。

WiFi電波ってどこでも混んでいる

今どきWiFiが無い場所というのはまったくの山の中とかしか無いのではないだろうか。
自分が使える使えないは別としてもWiFiの電波はどこでも飛びまくっている。

WiFiが無い事業所や事務所は今どき無いと思う。
管理人がいつも行っているスーパーマーケットでもWiFiがサービスされている。

こうした無線APからの電波だけではなく、例えばデジタルカメラとスマートフォンを接続するためのWiFiなんかもある。
もうそこもかしこもWiFiの電波だらけなのだ。
こうした形で電波が飛び交い、そのチャネルを取り合いしているわけだ。
こんなことだから通信品質が悪くなるのは避けられないと思う。

驚いたことに管理人宅から見えている無線APの数はビックリするものだった。
なんと26個のAPが見えている。
もちろん電波の弱いものもあるだろうから、これらのすべてが干渉するというわけではない。

WiFiがより一般的になったということだ。

ヤマハWLX212の見える化ツールで見えている無線APを表示したところ、表示が切れているが自宅からなんと26個も見えていた。
ヤマハWLX212の見える化ツールで見えている無線APを表示したところ、表示が切れているが自宅からなんと26個も見えていた。

機械をインターネットに繋げるには一番簡単な方法

IoTと呼ばれている機械のインターネットだが以前は考え方が大いに異なっていた。
というのはインターネットのようなオープンな通信環境に機械モノを接続するなんて危険過ぎるという考えがあった。
きっと非常に重要な、例えば人の命や安全に関わるようなモノは、今でもインターネットではなく専用の回線(閉域)で接続されているのだと思う。

反面、一般的なモノをインターネットに繋げるメリットも大きくなってきた。
例えばスマートホーム関連だ、「オッケーグーグル」とか「アレクサ」とか音声認識も進み便利にはなった。
こうした家の中にある通信するモノが大いに増えた。

管理人宅でもWiFiに接続するモノをリストアップしてみたら次のようになった。
・iPhone 4台(iPhoneSE 3台/iPhone12Pro 1台)
・ノートPC 4台
・インクジェットプリンター(複合機) 1台
・サウンドバー 1台
・テレビ 2台
・冷蔵庫 1台
・カメラ 2台
※合計15台もある!

これらが常に作動しているわけではないが無線APに接続されて動いているのだ。
例えば家庭用の無線APではこれらがアクティブに動いている時はかなり負荷が高いのではないだろうか。

ヤマハWLX212の見える化ツールで2.4GHz帯を見たところ、たくさんの無線APがチェネルを取り合いかなり混んでいることが分かる。
ヤマハWLX212の見える化ツールで2.4GHz帯を見たところ、たくさんの無線APがチェネルを取り合いかなり混んでいることが分かる。
ヤマハWLX212の見える化ツールで5GHz帯を見たところ、こちらはほとんど使われていないようだ。
ヤマハWLX212の見える化ツールで5GHz帯を見たところ、こちらはほとんど使われていないようだ。

そこで業務用の無線APを考えてみた

法人の事業所に設置するWiFi用の無線APは業務用を使用する。
少し大きめの事業所や学校、商業施設等々は結構大掛かりなWiFiシステムを組んでサービスを提供している。
過去に携わった経験からだと、こうした業務用の無線APの同時接続数は40~50台といったところだろうか。
もちろんその際のトラフィック量が大きいと苦しくなるので複数台の無線APを設置したりする。

当たり前だが業務用の無線APはこうした数の多い端末を接続してもきちんと動くようになっている。
代表的な銘柄としては、HPのARUBA、CISCOのMeraki、エレコムやIODATA、それにBUFFALO、ヤマハなんかは良く出てくる。
ちょっと変わったところではフルノなんかも学校関係使われたりする。

無線APの数が多くなると無線APをコントロールするコントローラーというサーバーが必要になる。
だけど小規模用に無線AP自身にコントローラーの機能をもたせていることが多い。
これも当たり前だが無線AP設置の際には事前に現地でのサーベイが欠かせない。
電波の飛び具合、干渉の具合を見ながら無線APの設置場所と台数、工事方法を決めていく。

管理人は家庭用ということでそれほど能力は求めないが安定しているものがが良い。
そこで昔から使ってみたかったヤマハの製品をピックアップしてみたのだった。

きちゃない画像で恐縮だがヤマハWLX212を壁付したところ、壁面設置用の金具が付属する。電源はLANケーブルでPoE給電、比較的配線はスッキリできる。写真ではもう1本LANケーブルが走っている。
きちゃない画像で恐縮だがヤマハWLX212を壁付したところ、壁面設置用の金具が付属する。電源はLANケーブルでPoE給電、比較的配線はスッキリできる。写真ではもう1本LANケーブルが走っている。
同じくきちゃない画像で恐縮だがヤマハWLX212を壁付して照明を落として暗い時に撮ったもの。夜はこんな感じで光る。
同じくきちゃない画像で恐縮だがヤマハWLX212を壁付して照明を落として暗い時に撮ったもの。夜はこんな感じで光る。

家庭用には十分過ぎるスペックのWLX212

本当はヤマハの無線APでも旧モデルのXLX202で良かったのだが、調べてみるとすでに在庫を持つお店が無い。
しょうがないので後継のWLX212を選択した。
デザイン的には旧モデルのWLX202のほうが好みだが無いものはしょうがない。
Amazonタイムセールで安くならないかと待ってみたが、業務用モデルということもあり安くはならなかった。

結局金曜日に注文して土曜日に取り付けし、今日曜日にこの記事を書いている。
昨日と今日使っただけだが非常に安定しているように感じる。
この安心感というのは大事だ。

YAMAHA WLX212(W) 無線LANアクセスポイント ホワイト
ヤマハ(YAMAHA)

PoEインジェクターが思いのほか高い

こうした具合で無線APはヤマハのWLX212に決定した、管理人が悩んだのがPoEインジェクターだった。
調べてみるとPoEインジェクターは結構高価で1万円を越えるものが珍しくない。
ヤマハ純正のYPS-PoE-ATは15,000円ほどする。

どうしたものかと考えた末にPoE対応のスイッチを導入することにした。
現在使用しているスイッチはNETGEAR GS308EだがポートVLANを組んでいてそれなりに便利に使っている
これを同じNETGEARのGS108PEに入れ替えることにした。
これなら1万円を少し切る価格なのでスイッチを購入したということで自分なりに納得もできる。

入換は思いのほかスムーズ

今回導入したのはスイッチと無線APだが、それぞれ今まで使っていないIPアドレスを振り、事前にネットワークに接続して設定してしまう。
こうすると入換が非常にスムーズだ。

無線APはSSIDを最初別のものに設定し、接続のテストを行った、もちろん問題ない。
現在使用中のBUFFALOのWSR-5400AX6はそのまま残し、無線AP機能のみを停止しルーターとして利用する。

家人がいなくなった時間帯を見計らいWSR-5400AX6を停止する、そしてWLX212のSSID名を書き換えて立ち上げると入換は終了だ。
実際に確認してみるとSSIDが同じなので各機器は今まで通りに繋がった。
特に手動で繋ぎ直した機器は無いので大成功だろう。
そのうちにヤマハのルーターかファイアウォールを導入したいと思っている。

今回はこのへんで
では