ついに出目金に手を出す、マイクロフォーサーズの超広角7-14F2.8は小さいが意外と重い

12mm(換算24mm)スタートでは広角側が足りないことは前回書いた。
そこで出目金超広角レンズである「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO(換算14-28mm、防塵防滴)」に目をつけた。
そこまでは良かったのだがこのレンズに関して不穏な動きがある。
そんなことを書いてみた。

オリンパスやOMDSに関して値上げの動き

2022年7月からオリンパスやOMDSの製品は大幅値上げの情報が流れている。
例えば「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO(換算14-28mm、防塵防滴)」は希望小売価格が187,000円(税込)から203,500円(税込)へ値上げになる。
本体価格で言えば、170,000円が185,000円になる、実に約9%の値上げとなる。
元々が高額なだけに9%は痛い。

例えば、マップカメラの新品の実売価格で言えば¥145,180(税込)から昨日(20220624)¥135,920(税込)に下がり、たぶん2022年7月には¥162,360(税込)に変更になるみたいだ。
なぜマップカメラの価格が値上の前に下がったのかは不明だ、値上前の駆け込み需要の取り込みか。
「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO(換算14-28mm、防塵防滴)」の新品価格はこんな動きだ。

一方、「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO(換算14-28mm、防塵防滴)」の中古価格も防滴防塵性能のせいか、梅雨に突入したこの時期高くなっている。
管理人が狙うのは雨の日カメラの一環としての超広角レンズであるから、中古で良いと思っていた。
だが、新品価格が下がって中古価格との差が少なくなり迷う。

2022年7月になると新品価格に引きづられ中古価格もさらに高くなることが予想される。
そんなことで管理人は最近悶々と過ごしていたのだった。

「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO(換算14-28mm、防塵防滴)」はタマ数が少ない

以前から中古の「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO(換算14-28mm、防塵防滴)」を探してはいたがタマ数の少ないレンズだ。
中古を扱う店舗のサイトを見てみても1店舗に付き2~3本、少ないところでは1本、全く無いという店舗もある。
しかも書いたように梅雨時期で価格は高止まり、実は半分諦めかけていた。

その中で1本だけ中古在庫のある店舗を発見、しかもそれは以前書いたリアル店舗の「マニアックな穴蔵のような、いかにもベテランに見えるカメラ店」だった。
価格は良い感じ、実物の画像は少なめで状態はハッキリ言ってあまり良くわからない。
リアル店舗だから行けば実物を見れるはずだ。

ということで我慢できずリアル店舗まで出かけてきたのだった。

「マニアックな穴蔵のような、いかにもベテランに見えるカメラ店」は意外とフレンドリーだった

カメラ歴の浅い管理人にとって「マニアックな穴蔵のような、いかにもベテランに見えるカメラ店」は敷居が高い。
大阪駅の地下にある店舗で以前からそこにあるのは知っていたし前を通ることも多い。
時々中に入ってみたこともある、ショーウィンドウの中の商品には糸でぶら下げられた小さなラベルが付いていて、いかにもという感じ。
多数のレンズがディスプレイされていて目指すレンズがどこにあるのかすら分からない…。

勇気を出して店員さんに「ZUIKO PRO 7-14」の中古はありますか、と尋ねてみた。
それと、新品価格はどうなってますか、と重ねて尋ねてみた。
新品価格は現金なら少しは下げれるということだった。
それでも新品と中古では価格に4万円くらいの差がある。

中古の「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO(換算14-28mm、防塵防滴)」を出してもらい見せてもらった。
しばらく飾ってあったのか出目金レンズはホコリを被っていたが掃除してもらうと想像していたよりも状態は良い。
他の店なら良品だが価格は並以下で大いに魅力的。
聞いてみると自然故障についてのみ1年間の保証が付くということなので安心して購入できる。
ということでこの中古レンズを購入し持ち帰ることにした。

管理人の手元にやってきた「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO(換算14-28mm、防塵防滴)」。雨の日カメラの超広角担当としてボディーと同じく中古で購入。意外と状態は良く価格も凄く安かった。今回は敷居の高かったリアル店舗での中古購入である。
管理人の手元にやってきた「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO(換算14-28mm、防塵防滴)」。雨の日カメラの超広角担当としてボディーと同じく中古で購入。意外と状態は良く価格も凄く安かった。今回は敷居の高かったリアル店舗での中古購入である。
中古で購入した「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO(換算14-28mm、防塵防滴)」。出目金レンズはホコリを被っていたが掃除するとキレイになった、今のところ問題なし。
中古で購入した「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO(換算14-28mm、防塵防滴)」。出目金レンズはホコリを被っていたが掃除するとキレイになった、今のところ問題なし。
中古で購入した「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO(換算14-28mm、防塵防滴)」。マウント部は少々汚れていたが掃除して装着、AFもマニュアルフォーカスクラッチも問題無い。
中古で購入した「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO(換算14-28mm、防塵防滴)」。マウント部は少々汚れていたが掃除して装着、AFもマニュアルフォーカスクラッチも問題無い。

いろいろと店員さんには相談に乗ってもらい商品を選ぶことができた。
マニアの巣窟というイメージではなく大いにフレンドリーだった。
しかも場所柄か、若いカップルが店内でショーウィンドウの中のハッセルブラッドやライカを覗き込んでいたりするのが面白かった。
考えていたよりもオープンでフレンドリーな感じ。

意外と重たく感じる「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO(換算14-28mm、防塵防滴)」

購入した「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO(換算14-28mm、防塵防滴)」を自宅へ持ち帰り各部をチェックしてみた。
事前情報や店頭での確認の通り、擦り傷はあるがレンズ等へのダメージは皆無で、並品の「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」よりもきれいかもしれない。
一通り自分で掃除もして中古並品の E-M1 Markii に装着してみた、動作も全く問題無いので一安心だ。

少しばかり誤算だったのはその重さ。
「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO(換算14-28mm、防塵防滴)」はスペック上534g。
いつもα7RIIIと組み合わせて使用しているSEL1635GMは680g。
その差は146gもある。

実際に使用する重量で単純に比較すると次のようになる(カメラ本体の重さは電池とメモリカード含む)。
α7RIII:657g+SEL1635GM:680g=1,337g(晴れの日超広角セット)
E-M1 MarkII:574g+M.ZUIKO DIGITAL ED7-14mm F2.8 PRO:534g=1,108g(雨の日超広角セット)
いつも使用している晴れの日と雨の日の超広角セットの比較で言えば229gも軽い。
しかしフロントヘビーなのか体感的にはかなり重く感じる。

E-M1 MarkIIに装着したした「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO(換算14-28mm、防塵防滴)」。期待よりは重く感じた、ボディーとレンズのバランスの問題か。
E-M1 MarkIIに装着したした「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO(換算14-28mm、防塵防滴)」。期待よりは重く感じた、ボディーとレンズのバランスの問題か。

ちなみに標準ズームを装着したE-M1 MarkIIだと以下のスペックの通りかなり軽く感じる。
E-M1 MarkII:574g+M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO:382g=956g
要はカメラ本体とレンズの重量バランスの問題なのかもしれない。

勢いに乗じて雨の日セット完成したが空梅雨だって!?

雨の日にも安心してきれいな写真を撮ることができる雨の日カメラを思いついたのは2022年5月ころ。
それからからいつもの悪い癖でイロイロ買い込んでしまった。

まず本体とレンズは「OM-D E-M1 MarkII 12-40mm F2.8 レンズキット」を購入した。
さらに少し使ってみると広角側が不足しているのが分かったので今回「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO(換算14-28mm、防塵防滴)」を購入した。
一応、これで雨の日カメラとしては必要なものが揃ったと思っている。

肝心の雨が降ったときの撮り心地とその画像だが、まだ雨の中で使用していない…。
そう今年の梅雨は雨の少ない空梅雨のようなのだ。
せっかく揃えた雨の日カメラの目的を果たしていないのだった。
いや、管理人の物欲は満たしているので目的の半分は達成しているのかもしれない…。

今回はこのへんで
では