普段はフルサイズのα7M3やα7R3で写真を撮っている。
ここのところ忙しいバタバタした日々が続いていたのでゆっくり山歩きをしたくなった。
そこでE-M1Markiiを山に持ち出して撮ってみた。
そんなことを書いてみた。
台風が来ている
この原稿を書いているのは20220919の月曜日の昼下がり。
関西地方はこれから台風の暴風圏に突入というタイミング、各地に被害が出ないことを願ってます。
皆さんどうぞご安全に。
山歩きにはカメラは軽いほうが良い
当たり前のことだが山歩きには持っていくカメラは軽いに越したことは無い。
なんせ人力で動くわけだから装備は軽いに越したことはない。
管理人が今回歩いてきたのは山というよりも里山に近くて、しかも公園になっている場所だったので本当にトレッキングのような里山巡りだった。
だけど高低差がきつくって2時間ほどみっちり歩いたが大汗をかいてしまい普段の鍛え方が足りないことを痛感した。
こんな調子だけどカメラはコンパクトで軽いものがベストだ。
それに山の天候は頻繁に変わる、変わることを前提とした装備をしておきたい。
今回は近場で程よいコースに恵まれて久しぶりに山歩きを楽しめた。
こうした理由と気分で雨の日担当のマイクロフォーサーズであるE-M1Markiiを持ち出した。
普段使用しているα7M3やα7R3に比較するとボディはそれほど変わらない。
だけどF2.8のレンズと組み合わせると大いに差が出る。
レンズが小さくて軽いのだ。
フルサイズとマイクロフォーサーズの違いはあるにはある
管理人が普段使用しているフルサイズ機のα7M3やα7R3では、撮ってきた画像を家で見返しているとやはり素晴らしい写りをしていると思う。
一方、マイクロフォーサーズ機のE-M1Markiiでは、管理人の感覚では正直なところ画像が少しだけ見劣りすると思う。
でも、その時その時の光の加減やフレーミング、その他モロモロの条件でうまく行けば良い写真が撮れると思う。
今回は里山だが沢に入り込んで石の上を歩いたり草をかき分けながらやぶこきもしてみた。
そういった使用条件の厳しいところでは防水・防滴機能があれば安心できる。
そういった意味ではマイクロフォーサーズ機では現場での工夫次第といったところだろうか。
家でゆっくり画像を見てトリミングなんかはあまり期待できないのでこうした部分が短所といえば短所だと思う。
緑中心に自然な色合いだと思う
雨の日カメラのE-M1Markiiを導入したのが2022年5月、それから雨に振られて雨の日カメラの本領を発揮したのは1度だけだ。
なんだかもったいない使い方のような気がするのだが、条件の悪い場所で、ある程度の写りを期待するのならマイクロフォーサーズもありだと思っている。
今回のような山歩きではコンパクトさと軽さが大いに役に立った。
レンズは一応「M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO」と、超広角用の「M.ZUIKO DIGITAL ED7-14mm F2.8 PRO」の2本を持って行った。
今回は主に標準レンズの「M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO」で撮ったのだが、このレンズ非常に取り回しが楽で助かる。
一番感心したのが、山の中だから緑色が圧倒的に多い、緑の撮れ方が自然だ。
特に管理人は苔むした場所が大好きで気がつくと苔ばかり撮っている。
家で画像を編集しながら感心したことがある、E-M1Markiiの緑の撮れ方が非常に自然なのだ(個人的見解です)。
普段写真を掲載する時には画像ソフトで明るさや色合いを調整するのだが、見てきた色との違いが結構あるように思う。
だがオリンパスのE-M1Markiiではそのままの色が出ているような印象。
これはソニーにはちょっと無い感覚だと思う。
画素数が少ないメリット・デメリット
管理人が運用しているカメラはフルサイズ機のα7M3が2420万画素、α7R3が4240万画素となっている。
これに対してマイクロフォーサーズ機のE-M1Markiiが2037万画素となっている(最新のOM-1も同じ)。
画素数がかなり異なる。
画面で画像を鑑賞している限り一般的に等倍では見ない。
時々、気になる部分があると等倍にして見たりする時もある。
だけど最終的には800×533にリサイズして掲載している。
何が言いたいのかというと、画素数は絶対でなく、画像全体のバランスなのかもしれないと思っている。
画像の中にはわざと直射日光を入れて、その他の部分は暗い日陰が写っているというものもある。
こうした時に俗に言うダイナミックレンジの広さの差が出るような印象だ。
だけど全体的な光のバランスを撮る際に整えることができれば遜色ない写真が映るような気がしている。
普段、管理人はほとんどトリミングはしない、撮る際にある程度のフレーミングをしているつもりだからだ。
だけど家に帰って画像を眺めると、この部分だけで良かったな~と感じる時もある。
そうした時にはその部分だけを切り出して(トリミング)使うこともある。
マイクロフォーサーズでは画素数が少ないのでトリングの際の自由度が少し制限される。
と言っても、管理人の使い方で下記のような画像サイズとなる。
・E-M1Markii:5184×3456(最新のOM-1も同じ)
・α7M3 :6000×4000
・α7R3 :7952×5304
掲載する画像サイズのことだけを考えれば800×533だけで良いのだがこれだけではない。
画像全体を見てみると、画像サイスが大きい方が情報量が明らかに多くてより画像の魅力を引き出せるのかもしれない。
管理人にはそこまでのテクニックが無いのが残念だが、高画素機であっても宝の持ち腐れ状態ではある…。
しかも管理人の持っているE-M1Markiiは2世代も前のカメラ、現在はOM-1が出ていて非常に評判が良いらしい。
価格はフルサイズ機と同等の価格となっていて、マイクロフォーサーズだからという理由付けにはなっていないのが面白い。
マイクロフォーサーズを見直しても良いかも
管理人は雨の日カメラとして導入したE-M1Markiiを使用していて思ったよりもよく映るのに驚いた。
それも2世代も前のカメラである(しかも中古並品)。
最新のOM-1ならどのような写り方をするのだろうと気になってしまう。
しかも耐候性が高く、レンズを含めるとコンパクト、かなり過酷な条件で使用してみたくなるカメラだと思う。
今回山歩きで撮った画像を見ていて緑の発色が自然で見たままに近いという印象。
普段α7M3やα7R3を使用していて、たまに異なるメーカーの機種を使用してみるとこうしたところに気がつく。
これはどちらが正しいという問題では無いように思う。
どちらが好みなのか、という問題なのだろう。
そういう意味では推しカメラや推しメーカーというのが出てくるのは頷けるように思う。
さらにレンズとの相性もある。
カメラに限らず、工業製品は自分の感性と合うということが必要なのだろう。
カメラやレンズの旅は終わりそうにない…(カメラ沼ともいう)。
今回はこのへんで
では