新しい支払い方法による不正引き出しの問題に思う

最近ドコモ口座やPayPay等による銀行口座からの不正引き出しのニュースが目立つ。
今年になってからPayPay等々による盛んなプロモーションがあったので利用している人も多いことだろう。
便利には違いないし、お得な制度ではあるがそこに落とし穴があったのだろうか。
そんなことを書いてみた。

キャッシュレス決済は確かに便利には違いない

管理人の友人にドラッグストアを経営している人がいる。
最近の小売の決済状況を聞いてみると凄いことになっているらしい。
顧客は一昔では考えられなかった少額決済でもカード決済を希望するらしい。
何百円とか酷い時には何十円という買い物でもカード決済をするそうだ。

管理人は決して現金主義ということではない。
現金以外での決済方法は主にクレジットカードを利用している。
なんとかPayかは使用しない。
その理由は管理人の思い込みに過ぎないがなんとかペイという発音が嫌いだ(これはどうでもよいことだ)。
最大の理由は少額の決済なら売り手にとって現金が一番喜ばれるだろうと思うから。

久しぶりに宝塚の清荒神へ行ってきた、清荒神参道の唐辛子屋さん、EF24-105

管理人は2回払いが大好き

そのことと少々反するのかもしれないが管理人の自分なりのクレジットカードを使う基準というのがある。
それは金額によっては2回に分けて支払ったほうが自分的に資金繰りが楽チンであるという単純なものだ。
例えばクレジットカードでの2回払いが可能なお店は全てではない。
お店によって2回払いを許容しているところとそうでないところがある。
概ね支払額が1万円を超えるようなら2回払いしたい。

実店舗では最近知ったのだがある自動車メーカーのディーラーは2回払いができない。
一方、別の自動車メーカーのディーラーは大歓迎だったりする。
お店によって全く扱いが異なる。

ネット通販でもAmazonはクレジットカードの2回払いができない。
でもau PAY マーケットでは2回払いができる。
カードにより異なるかもしれないが、こうしたところをうまく利用すれば良いと思っている。

クレジットカード決済手数料はお店負担

少し前のことになるがクレジットカードでお買い物をしようとすると安売り店では表示価格に5%乗せるお店が多かった。
クレジットカードの決済手数料はお店負担なのだ。
その率はお店によって様々だが、いずれにしてもお店が負担をしなければならない。
だからクレジットカードならお店はその手数料分だけ売値に乗せたいのだ。
今ではよほどの怪しいお店じゃないとこうした扱いは減ったと思う。
お話がそれてしまった。

急いで構築したシステムは綻びが目立つ

前述のなんとかPayとかは今年に入ってキャッシュレス決済の利便性と還元率の大きさから相次いで導入されたと記憶している。
ユーザーにとっては購入額の10%に近い還元率は大いに魅力的だ。

今回ドコモ口座が問題になっているがニュースによると以前にも問題を起こしていると言うかすでに認知された脆弱性であったようだ。
お金に関することなのに放置しているというのはどういうことなのだろうか?
セブンイレブンの例もあるが新規にこうした決済系のシステムを構築しようとすると綻びが出る。
設計時点からすでに間違っていると思う。
それを知っていて世の中に出してしまうのは上からのプレッシャーが強く封建的な企業風土があるからだろう。
メンツばかりを優先するとこうなるのは明白だ。

今回ドコモ口座の問題で管理人がビックリしたのは、ドコモユーザーでなくても不正利用されてしまうという仕組みだ。
不正利用されてしまった人は少くても銀行口座情報が漏れていたということで、そもそもそこに問題の本質がある。
それに加えてドコモ口座を簡単に開設して、銀行情報と結びつけてしまう。
実にうまく考えたものだと感心する。
いつの時代でもこうした悪知恵を考えつく奴がいるものだ。

当然サービスを提供する側は情報を不正利用されないように最大限の努力と知恵を絞らなくてはならない。
最近の事例を見ていると手抜きしているとしか思えないお粗末な内容が多すぎる。

ユーザーとしては普段から銀行口座情報やクレジットカード情報が漏れないように最大限の注意をしなければならない。
どこに落とし穴があるのか分からない時代になってしまったものだ。
皆さんも個人情報は慎重に扱って漏れないようにしてほしい。

今回はこのへんで
では