管理人は毎朝、仕事前に喫茶店へ行ってホットコーヒーを飲むのが日課になっている。
大阪のいわゆる北、梅田界隈でいろんな喫茶店へ行ってみるのだった。
その中で今のところ一番のお気に入りは極狭の喫茶店なのだった。
そんな事を書いてみた。
喫茶店でのコーヒーはナニモノにも代えがたい
管理人は喫茶店でコーヒーを飲むのが大好きだ。
だから旨いコーヒーが飲める喫茶店は非常に貴重だと思っている。
だがやはり庶民としては限度がある、旨いコーヒーと言っても1杯に1,000円は払えない。
せめて500円以内だろう、ましてや毎日行くとなると300円以内が限界だと思う。
大手のチェーン店
妥協の産物だが安くて旨いコーヒーを求めて喫茶店を探している。
自分の行動範囲の中でベストな喫茶店探しだ。
最近使っていたのは大手のチェーン店、カウンターや小さなテーブルで隣と触れんばかりの空間で飲むコーヒー。
価格は安くてそれなりの味のコーヒーが飲めるのはありがたい。
だがいらぬ情報も多い。
隣のオッサンは慌ただしくどこかへ電話しまくっているし、向かいのオバハンは朝から仕事の愚痴を声高に同僚に喋っている。
そんなことを聞きに喫茶店へ行っているのではない。
しばらくこんな環境で毎朝コーヒーを飲んでいたがついに我慢できなくなった。
昔からの純喫茶が好きなのだが…
喫茶店を指す言葉に純喫茶というものがある。
正確にはどんな喫茶店を言うのか分からないが、だいたい想像はつく。
最近思うのだがこの純喫茶というジャンルの喫茶店が少なくなった。
旨いコーヒーだけが目的なら「なんとか珈琲」とかという名前で結構たくさんある。
珈琲にうるさい人が多くなったのだろう。
でもちょっと違う、コーヒーはそこそこでお店の雰囲気が大事なのだ。
見つけたちょっと凄い人生初の喫茶店
最近勇気を出して入ってみた喫茶店がある。
それはビルのB2Fだが割と分かりやすい場所にあり価格は安い。
ある朝、看板に釣られて入ってみたのだった。
入ってみると注文カウンターが有り、ここで飲み物を注文する。
表の看板には税抜表示、注文すると税込みなので最初はちょっとガッカリした。
朝は小さなパンが1つサービスとなっている。
出来上がったコーヒーを受け取り、パンを一つ選んでトレーを持って店の奥に向かう。
するとどうだろう?、図書館のような、もっというと図書館の自習室の一人あたりの空間を1/3くらいにしたブースが並んでいるのだった。
最初はどうやって座るのだろうか?と悩んだが、意を決して縦型のブースに入った。
縦型というのは腹の前にコーヒーを乗せるトレー、おでこの前にカバン等を乗せるトレーがある。
幅は自分の肩幅くらい、奥行きは管理人がなんとか座ってコーヒーを飲めるくらい。
この縦型のブースは壁に取り付けられている、横から入る形になり、前後が壁というか板で仕切られている、
喫茶店でやることが最低限だけ実現できる広さなのだ。
管理人的にはこれだけコンパクトなブースは初めての体験だった。
2日めを過ごすと病みつきになった
極狭の喫茶店は1日めはどういうシステムなのか?スペースの使い方はどうすれば良いのか?で過ぎ去った。
極狭の喫茶店の2日めは別のブースにも入ってみた。
そこはやっぱり幅が肩幅ギリギリというブースで、どうもこの横幅は狙って作られたもののようだ。
3日めには管理人は縦型ブースがお気に入りになってしまっていた。
身動きすら取れないブースで足を組むのもギリギリだ。
だが空間的に他人に邪魔されないのだった。
横のオッサンの話し声とか向かいのオバハンの愚痴だとかは聞こえない。
それはブースが一人用として作られており、複数の人間でつるんで入ってくる人がいない。
つまり話し声が全く聞こえないのだ。
それに喫茶店ですることの最低限しかできない空間が心地よい。
コーヒーを飲み、スマホを弄り、手帳を見返しすことはギリギリできる。
一人で過ごすには十分だし、思いの外考え事に集中できることに気がついたのだった。
人生ミニマム、これで良いのだと思うようになった。
意外にも安いのにコーヒーも一つサービスのパンも美味しい。
最近のみっけもんである。
今回はこのへんで
では