BLOGOSに「元銀行支店長が語る「下町ロケット」~佃航平の経営者としての資質~」という記事が掲載されていた。
この文章の中の論点はいくつかあるがちょっと的外れなというかドラマを見ている人をバカにした感じが大いに感じられる。
それほど見ている人たちはバカじゃない。
下町ロケットを熱烈に見ている訳ではないが
管理人は下町ロケットを毎週熱烈に待ち焦がれて見ていた訳ではない。
だが結局は毎回見てしまったというのが正直なところだ。
最近にしては珍しい熱いキャラを持った主人公とまわりに惹かれるのだ。
現実にはこんなキャラが揃う事もないし、筋書きもそうそうある事ではないだろう。
日本人の好きな筋書き
下町ロケットは打たれても打たれてもなんとかしのいで最後は課題を抱えながらでもハッピーエンド的な筋書きなのが良い。
それに今時こんな熱い思いを口角泡を飛ばして主張する社長も社員も現実にはいないだろう。
そんな事は見る方も十二分にわかっている。
でも現実に無い事だからこそこれを見てスカっとしたい共感したいと思うから見るのだ。
大企業や都市銀行の論理
管理人は大企業も中小零細企業も個人商店も経験している。
大企業のヒエラルキーも肌で分かるからあの葛藤も分かる。
そして中小零細企業での資金繰りも経験したから銀行とのやり取りの難しさも分かるつもりだ。
だがそんな事はどうでも良い事なのだ。
目の前の障害を乗り越えるエネルギーや感動、それに仲間意識という現代の企業に無いモノが揃っているからだ。
ある意味現実には無いモノのオンパレードなのだ。
でもあったら良いなと感じている。
だから見てしまう。
ドラマにある程度のリアルさは求めるが基本的にはドラマという事を理解して見ている。
視聴者をバカにしちゃいけない。
経営者として失格?
それもどうでも良い事だ。
こんな経営者がいても良いだろう?と問うた結果のドラマ設定だからだ。
経営を語るほどの経験は管理人には無いがお金の大事さは分かる。
特に中小零細企業では末端まですぐに影響を与えてしまう非常にシビアな事だ。
現にそれが原因で過去にはイロイロあった。
今でも悔しい思いが残っている。
お金は感情をも超えてしまう存在だし、逆に思いが無ければお金も無い不思議な存在だと思う。
書いた人はドラマの下町ロケットで融資のシュミレーションがしたいのだろうか。
下町ロケットの良いところ
管理人が思うにドラマとしての下町ロケットが良いと思うのは次のような点だと思っている。
- 主人公が熱い熱い、今時こんなんありえへんところ
- 大企業の目線と中小零細企業の目線が両方ある事
- モノ作りの原点が良く描かれている事
- 残業代はどうなっているんだろうと思わせるような働き方をするところ
- ある程度技術面も押さえている事
最後に言いたいことがある。
数的にはそりゃ大企業が持っている先端技術のほうが多いに決まっている。
でも現実には大企業ばかりが先端技術を押さえている訳ではない事だ。
それは製造業にも言える事だしIT関係でもこうした事は珍しくない。
書いた人、現場を知らないのではないだろうか。
ちょっと不安になった。
最近では大企業で働いている人が社員ではない場合が増えて現場で技術を持っている人は他社の人が多い。
それに大企業の社員さんってできる人はスーパーマンクラスだがその反対も数多くいらっしゃる。
管理人はIT系の場合は現場を支えているのは中小零細企業がほとんどだろうと思う。
今回はこのへんで
では