DELL INSPIRON1545が立ち上がらないと連絡を受けたので実機の調査を開始。
DELL INSPIRON1545の症状を確認すると
Windowsのブート領域が壊れているようだ。
INSPIRON1545にはユーザーにとって重要なデータが含まれているとのことなので念のためにHDDをバックアップすることにする。
INSPIRON1545からHDDの取り出し
INSPIRON1545からのHDDの取り出しは非常に簡単だ。
ネジを2本外して引っ張り出すだけでHDDが出てくる。メンテナンス性は抜群だ。
使用されているHDDは「Seagate Momentus5400.6 320GB」で非AFTのHDD。
INSPIRON1545のHDDの状態を確認
いつものようにSATA-USBインターフェースを接続して他のPCに接続してHDDを覗いてみる。
Windows領域が壊れているようなので容量表示が正確かどうかわからないが288GB容量に対して14.8GBの容量しか使用してない。
まずはデータのバックアップを行うことにする。
INSPIRON1545のユーザーデータのバックアップ
HDDが動いているうちにユーザーデータをバックアップする。
特にMyDocuments内を重点的に行うがデスクトップにも多数データが格納されている場合が多いのでここもバックアップする。
HDD内を一通り覗いてみてプログラムが使うようなデータフォルダもバックアップを取る。
とりあえずこれで一安心だ。
INSPIRON1545の復旧計画
中には高価なソフトがプロテクト付きでインストールされており、このソフトがこの環境(WindowsXP)でしか動かないのだ。
従って他のOSにコンバートするのではなくXPのまま修復がベストだ。
要件を整理してみる。
[修復の要件]・HDDはエラーが出始めているので交換したい・交換したHDDのWindowsを修復して正しくブートできればベストだ[復旧の方法]・HDDを旧から新へ内容をクローンする
・新HDDのWindowsを修復してみる
手持ちのSATA2.5インチHDDを物色してみると、ちょうど手持ちのHITACHIの2.5インチHDD「HITACHI Z5K320-320」(非AFT)があるのでこれにクローンしてみることにする。
ただしINSPIRON1545のノーマルHDDと手持ちのHITACHIのHDDは厚みが異なるところが若干気になる所ではある。
クローン作業
今回は汎用のフリーソフトである「EaseUS Todo Backup Free」を使う事にする。
クローン作業は問題なく終了。
そしてINSPIRON1545にクローンされた「HITACHI Z5K320-320」を接続して起動を行うがシステムが見つからないとして起動しない。
クローンのやり方が悪いのではないかとセクターバイセクターにチェックを入れて2度目のクローンを行う。
さすがにこのセクターバイセクター方式のクローンは6時間もかかった。
しかし6時間の甲斐もなくこのやり方でも起動ができない。
なぜだ?
クローンしたのになぜ起動できない?
そもそもクローンとはどういうことなのかと改めて考えてみると私の場合は次のようになる。
元のディスクのブートセクターも含めて全く瓜二つのディスクが出来上がるという考えだ。
これがそもそも間違っているのか?と疑問が湧いた。
その2に続く・・・
今回はこのへんで
では