INSPIRON1545の修復作業であるが前回までで簡単にフリーソフトでHDDをクローンしたら大丈夫だろうと考えていた事が打ち破られたのだった。
基本に立ち返って修復から始めてみる
ここで基本に立ち返ってみてINSPIRON1545に入っているWindowsXPの修復ディスクを探してもらいここから修復を試みる。
修復CDを入れてブートし、そこからWindowsの修復を選択して修復を開始するとあっけなく終了した。
こんな短時間で終わってしまい、ほんまかいな?とばかりに旧HDDよりブートしてみるとWindowsがちゃんとブートするではないか。
こんなことなら最初からこれを実行したら良かった。
前回までの作業途中でHDDのAFT問題が絡んでいるのかと思ったが、換装する「HITACHI Z5K320-320」は非AFTのHDDなのでこの可能性は無い。
この記事中で旧HDDと出てくるのはINSPIRON1545に最初から入っている「Seagate Momentus5400.6」の事を示す。
新HDDと出てくるのは新たに用意した「HITACHI Z5K320-320」の事である。
ディスク換装計画
旧HDDをCristalDiskInfoで調べてみると、この旧HDDは状態が「注意」となっており早期に換装しないとそのうちにさらにエラーが出て起動しなくなるのは確実だ。
・新HDDがちゃんと認識するかどうかを最初に確認する
・認識した新HDDに対してINSPIRON1545上で旧HDDからクローンを作成する
・クローンされた新HDDに換装してブート可能かどうかを確認する
認識されてないディスク
旧HDDで立ち上げUSBで新HDDを接続し認識されているかどうかを確認する。
すると全く認識されていない、ドライブで見ても管理ツールで見ても同じだ。
この事からターゲットのOSからフォーマットを掛けないといけないのではないだろうかとの結論に達した。
再び修復CDよりブートを行いUSBで接続した新HDDに対してフォーマットを行った。
その結果が次のスクリーンショットだ。
次は旧HDDから新HDDに対してクローンを行う。
再び「EaseUS Todo Backup Free」を利用しクローンする、この時のパラメータは特に指定せず単にクローンを行うのみ、所要時間は30分程度でクローンが完了した。
今度はちゃんとクローンとなった
というのは旧HDDは9mm厚、新HDDは7mm厚なのだ。
加えてINSPIRON1545のHDDベイにはトレイ状の金具が付いていて、これにHDDをマウントしてから装着するようになっている。
このトレイはHDDのマウント用のボルト位置から7mmのHDDに換装して単純にスペーサーをかましてOKとはならないのだ。
それにトレイを使用して新HDDを装着するとSATAのコネクターにキチンと入らなくなってしまう。
しょうがないので新HDDは裸のままで装着しボルト止めすることにした。
晴れて新HDDで動くINSPIRON1545となった
ブートも問題ないし、内部にあるデータも問題無し、稼働するソフトも全く問題無しである。
新HDDにてCristalDiskInfoの情報を取ってみるといたって健康である、これでまたしばらく使える事だろう。
今回の反省点
これは考えてみると全く当然のことでHDDのハードウェアが異なるためにその影響が出てしまう。
クローンという言葉を万能と思い込んでいた自分があかんのだ。
しっかりターゲットのHDDがシステムから認識できるようにしないといけないという基本的な事を外していたのが反省点だ。
その上でクローンすると全くデフォルトのクローンで問題無い。
では