ブラック士業の暗躍について思う そういえば自分もそんな事が・・・

最近ニュースでブラック士業と言う言葉を初めて聞いた。
きかっけとなったのはモンスター社員をやめさせるために精神的に追い詰めるための指南をする社労士のブログらしい。
管理人の周りの士業の方々はそういった人はいない。
しかし管理人自身の体験でこうした現象というか風潮は思い当たる節もある。

ブラックブラックって黒々とした世の中

管理人は社会に出てから30年が経過した。
その間に中堅企業や大企業にも勤務したし中小零細企業にも勤務した。

どちらが良いとか悪いとかという事は問題では無い。
企業規模よりも経営者の姿勢や思想それに考え方が大きく末端まで影響するのは肌で感じた。

中堅企業以上の企業では部門の予算実現へのプレッシャーがどの程度なのか?という事とコンプライアンスや人を人と思う事がバランスしているかどうかが分かれ目だと思う。
このバランスが悪いとJR西日本の事故や東芝の隠匿体制のような事になってしまう。

中小零細企業ではもっと経営者と社員や働く人との距離が近いために匂いを嗅ぐことができる。
口では良い事を言っている経営者も多いが匂ってみると何か臭うのだ。
今思うと匂う奴は外観も少し匂う(内面が外に出る)。

いずれにしても経営の難しい時代、企業のかじ取りは難しい。
だからこそ経営者の資質がモノを言うと思う。

零細企業の経営者の財務はお財布

間近で中小零細企業の経営者を見ていると様々な人がいる。
いずれにしても利益が出なければ企業は存続できないしその経営者は破たんするしかなくなる。

零細企業の財務は経営者のお財布と同じなのだ。
表面的に利益を生まないと思い込んでいる人や投資や設備についてはお財布からお金を盗むとして憎む心を持ってしまう。
だからこそ零細企業の経営者には精神的な修行が必要なのだ。
目先の利益に惑わされずに正しい方向へ自らを律していくことが必要だ。

ブラック士業は存在すると思う

これは経営者が企業を守るために士業の先生方の知恵を借りるという事はあるだろう。
ただ今回のケースは明らかにやり過ぎで精神的に病気にしてしまう、まして自殺を想定した指南をするというのだ。
これは本来の士業のあり方とは異なると思う。

管理人は士業の方々にはある種尊敬の念を持っている。
管理人自身も税理士を目指したことがありその過程はかなりの勉強をしなければならない。
それでも試験に合格するとは限らないのだ。
こうした厳しい狭き難関を突破している方々はある意味フィルターが掛かっていると思う(例外はあるだろうが)。
それに資格を取得したからと言って仕事が来る時代ではない。
営業活動がモノを言うしできないと雇われ士業になるしかない。
だから独立して開業されている士業の方々は営業ができて顧客から信頼されているのではないか。
という事も言えると思う。

大昔ある零細会社にいた時に顧問社労士がついていた。
その時に合理化のため社員に辞めてもらう際にもめないように社労士からイロイロとアドバイスをもらった。
もし労基に駆けこまれても大丈夫なようにバックアップをした(駆け込みそうな雰囲気だった)。
それが次には自分に降りかかってきたのだった。
今思えばこうした伏線があったのだと気が付いた(いまさらだが)。

ニーズがあるところに商売は成立する。
だから経営者が求めるとブラック士業は成立してしまうだろう。
だが本来人間としてどうすべきかという事を両者ともキチンと考えるべきだろう。

今回はこのへんで
では