久しぶりに無線談義が楽しかった

2015/06/22
先週末に大学の同窓生が集まり飲み会を行ったのだった。と言っても3人しか集まらなかったのだが久しぶりに無線談義をすることが出来て非常に楽しかった。

管理人と無線とのかかわり

実は無線との関わりは大変古い。小学生の時に父親にお願いして日本橋のアマチュア無線屋さんに連れて行ってもらったものだ。中学生1年生になって夏休みにJARLの講習会を受けてアマチュア無線の免許を取得した。これが約40年前に事だ。
この時に取得した無線従事者免許証は更新と言う概念が無いので写真が当時のままだ。
↑ 最初に買ってもらったアマチュア無線のリグ、ナショナルのRJX601という50MHz帯の無線機だった、今では考えられないフルにアナログな機械、基本的にポータブル機だが家でも外でも利用した、画像はhamlife.jpより拝借

無線好きが高じて

その後ソフトウェアの道に入りソフトウェアをしばらく作っていたが、コレは後から思うとあまり向いていなかったように思う。
MS-DOSのシングルタスクから始まりWindowsの疑似マルチタスクを経て、サーバー側のソフトまでイロイロ関係した。これは今でもそれほど変わっていない。
↑ Windows3.1の画面、当時はこれで画期的だった、複数のソフトウェアが動作するだけで凄いというかどうやってソフトウェアを作るのか悩んだりもした、画像はネット上から拝借
そうこうしているうちに時は携帯電話の時代となった。携帯電話が出始めの時はもちろんデータ通信なんかはまだ出てきていない。その時に無線通信キャリア(通信事業者)に入った。この仕事が大変面白かった。
一言で言うと通信インフラを売る仕事なのだが、データ通信に特化した仕事をやらせていただいた。当時はまだi-modeも無く端末機にケーブルを繋いで今では考えられないデータ通信速度で通信をしていたのだ。
↑ 電話機と接続して使用するタイプのデータ通信カードSII製のMC-6530、たぶんモバイルではこれが一番早い時期にでた通信関連の機器だろう、当時これをPCに接続して外出先でもメールを送受信できるようになったのが画期的だった、画像はネット上から拝借

通信速度とソリューションの関係

これはいつも問題になる事だが有線でも無線でも通信速度とソリューションには大いに関連性がある。回線速度が上がるとより大きなデータを現実的な待ち時間で利用する事が出来る。この現実的な待ち時間と言うのがミソなのだ。つまりユーザーが画面の前で待つことが許容できる時間の事だ。
通信回線のスピードはそれこをCPUの処理量と同じように日進月歩であり飛躍的に向上してきた。それに合わせてソリューションの形も随分と変わってきた。
通信キャリアは土管を売っているようなものでその中に通すソリューションが必要だ。従って自社で賄いきれないソリューションはベンダー、SIer、ソフトハウス、その他ソリューションを持っているところならどことでもタイアップした。そしてそれを法人顧客にプレ営業として売り込むのだ。
またハードウェアメーカーとの協業も欠かせない。接続する機器によっては特殊な接続装置が必要になる事が多く、この引き出しを沢山持っている方が生き残れたからだ。RASはもちろん、もう最後はF/WやVPN装置などにも手を出したものだ。
↑ アセンドのMAX6000、RASとして一世を風靡した、主にインターネットプロバイダーがダイヤルアップ回線の受信用に使用する事が多かった、法人でもモバイルからの通信を社内ネットワークに接続する用途でも大いに用いられた、画像はネット上から拝借

リッチでリアルタイム

一昔前はナローなバッチのような使い方だったが今ではリッチでリアルタイムが当たり前だ。こうした使い方に慣れるとユーザーはこれが当たり前だと思うようになる。ここが難しいのだ。
オンラインゲームを楽しんでいる方なんかはこうした裏の事情はどうであれ、レスポンスを求めるだろう一瞬で勝敗が分かれるからだ。それにオンラインの金融商品を取引している方でも買いを入れたり売りを入れたり瞬時に処理しなければならない。
だがこうしたスーパーレスポンスを求めるのであれば無線より有線回線をお勧めする。無線回線はその特性上において基本的に帯域とレスポンスを確保するのがベストエフォートだからだ。

話しは戻って

ちょっと脱線してしまったが久しぶりに無線業界の人と楽しく飲んでお話する事が出来た。
ココで感じたのはやはり子供の時から好きだった無線の世界が今でも好きという事だ。
やはり長年刷り込まれた特性と言うか潜在意識というか習慣と言うか、なんと言うべきか良く分からないがこれらは時間が経っても抜けることは無いのだなぁと思った。またこうした仕事もしてみたいものだ。
今回はこのへんで
では

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