PCが売れていないそうだ。
台数ベース、金額ベースともに20%を大きく超える対前年比となった。
この背景にはどのような事情があるのだろうか考えてみた。
2015年上期の集計
2015年度上期(4~9月)における国内のPCの状況だが次のようになっている。
- 出荷台数:474.1万台、29.5%減(前年同期比)
- 出荷金額:4,136億円、22.9%減(前年同期比)
※出典:MM総研「2015年度上期国内パソコン出荷概要」
台数ベース、金額ベースともに大幅な落ち込みとなっており落ち込み幅が大きい。
PCが売れていない背景には?
落ち込みと言うか2014年の下期にはWindowsXP関連のいわば特需があって駆け込みも多かった。
管理人の周りでもできる限りWindowsXPを代替してしまおうと皆躍起になっていたものだ。
そうした事が落ち着いてしまった結果かもしれない。
新製品とか新しい技術それに新しいOS等も出てきてはいるが現在はそれほど強力な後押しにはなっていないようだ。
例えば
タブレット型のPCも思ったほど使い易くはなく結局画面の大きさとキーボードが必要になるので結局ノートPCのほうが使い易い。
またWindows10に関してはマイクロソフトが少し強引な移行を展開しているがそれも限定的だ。
OSに関しては個人はWindows10にした人も多いと思うが法人ではやっとWindowsXPからWindows7に切り替わり完了という印象だ。
法人ではこの先また何年かWindows7を使い続けるという環境が続くだろう。
新しいPCの形としてスティック型PCにも少し期待をしてみたがこちらも不発に終わっている。
画期的な用途を提案しマーケットを開拓する必要がある。
これからどうなる?
PCが市場に行き渡っているのは事実だ。
法人の代替需要は継続して続いていくだろうが起爆剤が無いという印象だ。
個人に関しては皆が飛び付きたくなるようなソリューション、仕組み、機器等々が出てこないかなと思う。
大概の事はスマートフォンで出来てしまうのでこれが足を引っ張っていると思うのだ。
要するにスマートフォンの性能が良くなり過ぎたという事だろう。
もうPCという考え方自体が古いのかもしれない。
ディスプレー、処理装置、ポインティングデバイス、キーボードと分けて考えないといけないのかも?
OSが関係無くなればこうした考え方もできていくのだろう。
今回はこのへんで
では