巷ではLUMIX S9の公式Webサイトの画像が製品で撮られた画像ではなく有料画像サイトの画像だったということで話題になっている。
当然、消費者としてはカメラのWebサイトなので該当のカメラで撮ったものだという思い込みがある、そこを突かれた形だ。
そんなことを書いてみた。
カメラのWebサイトなんでそのカメラで撮ったという思い込み
カメラ好きの一人として管理人はカメラのWebサイトならそのカメラで撮った画像を掲載していると思っていた。
今までは。
でもこういう方法もあるんだ、とある意味感心している。
有料画像サイトのデキの良い画像を購入して使用するという方法もあったのか!と思った。
昨今、著作権等の権利関係にはシビアな時代、こういった権利関係をクリアするには一番手っ取り早い方法だと思う。
権利関係だけを考えればコンプライアンス対策はバッチリといったところ。
要は何を優先させたのかということなのだろうと思う。
コンプライアンスと商品へのこだわりのはざま
例えば、商品が完成するのが遅れたような場合、すでに発表スケジュールは決まっているがその商品で撮る時間が無かったというようなこともあるのだろう。
ましてや昨今は部材の調達が一筋縄でいかない時期でもある。
カメラ新商品のWebサイトに掲載する画像だってヘタな画像は掲載できない。
プロに頼むとしても時間が必要だ(撮る時間とか契約に関する時間等々)。
商品の完成版が遅れれば、これらの画像素材の手配にも影響が出てしまう。
じゃ画像素材が間に合わないときはどうする?、って感じだろうか。
今回の件はたぶんマーケティング部門がやってしまったのだろうが、商品に対するこだわりはどこへ行ってしまったのだろうか。
LUMIX S9自体はよさげな商品と思えるのに少々残念だ。
商品へのこだわりはどこへ行った?
こうした事情はあるにしろメーカーとしての商品へのこだわりはどうしたのだろうか?
メーカーとしては商品がすべてではないのだろうか?
会社全体としても新商品に関する全てのスケジュールも含めてマネージメントする機能が働いていないような印象がある。
商品の完成が遅れたなら、数珠つなぎになっているその後のスケジュールもすべて調整する必要がある。
こうした総合的な調整を行う機能が働いていない。
部門ごとに独立性が強いという悪い影響だろうか。
我々消費者は会社全体しか見えない。
その会社の個々の部門のことなんてどうでも良い。
消費者は、その会社のイメージ・考え方・商品へのこだわりといったものに惹かれると思う。
それに商品力が加われば売れるのだろうと思う。
パナソニックは松下幸之助翁の精神を学び直す必要があるように思う。
フェイクを見分ける力を持たねばならない時代
今回の件、前述したようにコンプライアンスという意味では問題ない。
ただ消費者への会社としての姿勢の問題だと思う。
逆に我々消費者としては「思い込みはいけない」ということがあるように思う。
カメラメーカーの公式Webサイトだからって掲載される画像はそのカメラで撮られたものであるとは限らないことが今回分かった。
言わばフェイク情報だ。
では消費者として何を頼りに商品を評価するのだろうか、難しい時代になったものだ。
なんでもかんでも鵜呑みにしてはいけない時代。
自分で事の真偽を判断することが必要だ。
消費者へ正しい情報を届ける会社が増えてほしいものだ。
今回はこのへんで
では