昨日モニターを買い換えようとしていると書いた。
買い換えるとモニターの解像度は1920×1080から1920×1200へと上がる。
単純にモニターの解像度が上がるのはうれしいことだが管理人の環境ではKVMと呼ばれる切替器が入っているのを失念していたのだ。
切替器が新しい解像度の1920×1200に対応していなければ外すか切替器も買い換えなければならない。
ということで切替器のことを調べてみた。
KVMは必需品
KVMとはキーボード、ビデオ、マウスの略で単純である。
キーボード、ビデオ、マウスを何系統化に切り替えるものだ。
サーバの世界では正常に稼働しているときにはKVMは全く不要だ。
だが設定時や異常時にはサーバを操作する必要があるので普段は片付けてあるのを引っ張り出したりして使用する。
そんな時に1セットのキーボード、ビデオ、マウスで多数のサーバを切り替えながら操作するのがKVMと呼ばれる機械なのだ。
このKVMという機械は独自の進化を遂げていて、外部からKVMに接続してブラウザ経由でPCやサーバを操作できるモノもある。
つまり外からつなぐとKVMを介した画像でもってサーバをコントロールしているのだ。
最近シンクライアントとかリモートデスクトップとかで多いネットワーク上をデータが流れない方式だ。
これならある程度のセキュリティーは保てるので重宝に使用できる。
さらに外部からリモートで接続されたサーバの電源をON/OFFできるものもある。
この機能を使えば外部からリモートでサーバをリブートできるのだ。
こうした複数のサーバを操作するためのKVMは主にサーバセンターで使用されている。
家庭用のKVM
少し前までは家庭で使用するPC切替器はKVMとは呼ばれなかった。
たぶんサーバに使用するKVMと明確に区別するためだったのだろう。
だが最近では家庭で使用するPC切替器をKVMと呼んでいる場合が多い。
管理人が現在使用しているKVMは関西の雄RATOC製のREX-230UDAという2系統のみのKVMだ。
このKVMは現在調子の悪いRDT232WLMを購入した時に一緒に導入したものだからやっぱり6年も使用している。
KVMと書いたがコレに加えてオーディオも切り替えが可能だ。
だが管理人の環境ではオーディオは切り替えしていない。
REX-230UDAはDVI、USBマウス、USBキーボードがそれぞれ2系統入力できて切り替えができる。
もう少し前までは4系統のアナログ切替器を使っていたが2系統で十分なことが分かった。
キーボードでの切り替えもできるし十分な性能を持っている。
RATOCのKVM REX-230UDAは1920×1200に対応しているのか?
ふと思いついたのだがディスプレーの解像度は1920×1080から1920×1200と変わる。
新しい解像度の1920×1200にKVMが対応していないと元の木阿弥なのである。
そこでREX-230UDAのスペックを調べてみると1920×1200にキチンと対応しているのだった。
これで一安心だ。
感心するのはREX-230UDAは2008年に発売開始になったKVMだが未だに現役機種だ。
しかも前述のように1920×1200の解像度までは対応している。
なかなか素晴らしい。
しかしよく考えてみると発売からほぼ10年も経過するのにこのあたりのスペックが頭打ちになっていることが分かる。
もちろんハイエンドは素晴らしい解像度や性能を持つが価格的に一般的ではないだろう。
売れ筋の価格帯のスペックが頭打ちしているのだ。
管理人はRATOC好き
管理人の周りにはRATOC製の製品がかなりある。
今回書いたKVMのREX-230UDA、ヘッドフォンアンプのRAL-2496HA1(後継機はRAL-24192HA1)、USB外付HDDケース(RAID)RS-EC32-U3R、を使用中だ。
なぜかこだわりのあるマニアックな雰囲気を感じて使いたくなるのだった。
それにRATOCの商品は今のところ故障したことがない。
なかなか高品質なのだ。
それに関西のメーカーであることもひとつの理由だ。
やはりご当地を応援したくなるのだった。
今回はこのへんで
では