ドコモはIoTプラットフォーム「Linking」を開発し発表した。
その前にはソフトバンクが「myThings」を発表している。
こういったキャリアが用意するIoTのプラットフォームは増えてきている。
IoTは普段の生活にどう影響するのか?
これがいまだに一般ユーザーには見えていない、これが問題なのだ。
実際に生活の中で何がどう変わるのか全く見えてこない。
便利になるのは間違いないようだがそれにはイロイロとインフラとか通信とかが必要になる。
ユーザーとしては通信費や機器代が掛かるのはいやだという心理的な事もあるだろう。
分かりにくいセンシングとデータの収集
センシング自体は大昔からある事なのでまだ分かりやすい。
しかし実際にセンシングを考えると目的が分からないと気持ち悪いのも確かなのだ。
例えばエアコンは温度をセンシングしているが目的としては室温を一定に保つというエアコン運用に必要な事というのは良く分かる。
しかしプローブ情報として多数の人からセンシングをしてビッグデータとして仕立て上げるというとなんだか私生活をモニターされているようで気持ち悪いのだ。
かなり以前に管理人は各家庭に降雨センサーや温度センサー、気圧センサーを仕込んだあるモノを置かせてもらいデータを収集するという事を企画した。
その時にはビジネスモデルの構築がうまく行かずとん挫したのだった。
しかしこうしたデータが各家庭から収集できると大変面白い。収集したデータをどのように扱っていくか?つまりどう社会に役に立てていくかが問題なのだ。
IoTプラットフォームは百花繚乱か?
有線や無線のキャリアからIoTプラットフォームは数多く出てきている。
センシングしたデータをまずは貯め込むという仕組みを提供することが目的だ。
実はこのセンシングされたデータを格納するというのは結構難しい事なのだ。
センサーによりデータに違いがあるのはもちろんプロトコル等々も異なる。
今までのこうしたバラバラの状態をどうにかまとめてしまい規格化してしまうとビジネスになる。
つまりIoTにはセンシング周りの規格化という部分と貯め込んだデータをどう利用するかという部分がミソなのだ。
この動きはますます激しくなり面白いモノが出てきそうな感じがする。
今回はこのへんで
では