2008年頃に発売されたNECの「LaVie LL550/L」について相談があった。
このマシンWindowsVistaがうまく立ち上がらないのだ。
NECのPCは個人的に大好きなのだ
NECのPCはノート、デスクトップ、それにサーバーについても良く使用したものだ。
価格はそれなりだが品質が結構良いので長持ちするPCが多い。
特にお世話になったのはVersaProというノートPCのシリーズだ。
このモデルは法人向けなのだが非常に堅牢で信頼性が高かった。
残念な事に現在はNEC製のPCは個人としては1台も使用していない。
LL550/Lの現状を把握する
LL550/Lをお預かりして現状の様子を確認してみる。
外観は非常にきれいで古いマシンにもかかわらず汚れも少ない。
まずはWindowsVistaがどう立ち上がらないのかを調査してみた。
電源スイッチを入れると電源のLEDは点灯する、その後HDDアクセスLEDは点いたり点かなかったりだ。
最初はBIOS画面も出てこないので少し心配したが出てきた。
そこから先になかなか進まない、HDDアクセスLEDが点灯せずに固まることが多い。
何かの拍子にWindowsまで行く場合もあって、その場合には修復メニューが表示されるがこの先へ進まない。
という現状なのだ。
ブートできない原因を推測する
HDDアクセスLEDが点灯するとWindowsまで行き着くのでHDDの可能性が高い。
それもひどく不安定だ。
ブート成功したら絶対電源を落とさずにバックアップを行い手持ちのSSDにクローンを作成して交換してしまおうという作戦で臨むことにした。
使用するSSDはSamsungの840シリーズの120GB(MZ-7TD120B/IT)を予定する。
LL550/Lのスペック
ここでこの機種のスペックをおさらいしてみる。
機種:NEC PC-LL550LG
OS:Windows Vista Home Premium
CPU:モバイル AMD Sempron(TM) プロセッサ 3600+ (2GHz)*5 (AMD PowerNow!(TM) テクノロジ対応*7)
メモリ:2GB(DDR2 SDRAM/SO-DIMM 1GB×2、PC2-5300対応、デュアルチャネル対応)
ディスプレー:15.4型ワイド、1,280×800
HDD:120GB(Serial ATA、5,400回転/分)
実行あるのみ
作戦は立てたのでとりあえず現状でブートに成功することに集中しなければならない。
今回はこのへんで
では