エラー53の件で分かった iPnoneってシッカリ作ってあるんだなぁという感想

iPhoneのエラー53という問題が話題になっている。
このエラーはハードウェアが本来のモノと異なる時に本体をロックしてしまう動きをしてしまう。
具体的にはiPhoneの指紋認証付きのホームボタンをAppleStoreでは無いところで交換すると起こるらしい。

BALLISTIC Hard Coreのお掃除その3

なぜそんな事になるのか?

以前からAppleはiPhoneの指紋認証を本人認証として使うという構想を持っていた。
それは現実にAppleStore等での課金の際にも生かされているのだった。

そんな大事な仕組みを支えているのがTouchIDと呼ばれるiPhoneのホームボタンだ。
管理人のiPhone5Sにもコレが付いていてiPhoneを起動する時に利用している。

このホームボタンでは指紋を読み取り暗号化してiPhone本体と通信をしている。
これを正規ではないルートで交換するとiPhone本体がおかしいと認識してエラー53と言う状態に陥るという事だ。
ただしiOS 9.2.1(build 13D15)との組み合わせの際にのみ起こるという事だ。

エラー53と言う状態はiPhoneが全く動かなくなる状態で救済措置が無いらしい。

Appleはこの本人認証の仕組みを様々な事に応用しようと考えているだろうからこの部分はセキュリティー的に根幹の部分なのだ。
それが第三者の手で交換されては一大事なのだ。

しっかり作ってあるやんと思った

管理人はこの仕組みを見てiPhoneってしっかりと作り込んでありなかなか凄いと思った。
ボタンからは指紋のパターンそのものが出力されるわけではないようなので考えているよりも複雑な仕組みのようだ。

従来こうしたデバイスに使われる部品は汎用のモノが多くてiPhoneのような専用の部品と言うのは少数派だと思う。
だがAppleにしてみれば課金や個人認証に関わる重要な部分だから譲れない部分でもあるのだろう。

しかしこれはまた弱点でもあると思うのだ。
手軽に修理できないしまた正規で修理する時の修理代金もかなり高価だ。
壊れなければ良いのだが機械モノだけにそれは予想が付かない。

一転して次のOSアップデートで動くようになる どういうことだ?

このエラー53の事態が話題になってからAppleはiOSのアップデートを行ったらしい。
確かに現在の最新バージョンはiOS 9.2.1(build 13D20)になっていてこのバージョンであればエラー53は出ないという事だ。

わざとAppleがセキュリティー確保のためにエラー53を出していたと思っていたが違うようだ。
いずれにしても正規では無い場所で修理を行ってもセキュリティーレベルが確保できるということなら安心なのだが。

このへんの細かいところは良く分からない。
Appleの意図はどこにあるのだろうか?
ちなみに管理人のiPhoneはiOS 9.2.1(build 13D15)のままでアップデートも来ていないのだった。

今回はこのへんで
では