エプソンダイレクトTN10Eとオプション
TN10Eを発注する際には次のオプションを指定した。
- ビジネス支援パック(6,000円)
- Kingsoft Office Standard(3,000円)
この構成で価格は
51,300円(税込配送料込):ビジネス支援パック、Kingsoft Office Standard含む
ビジネス支援パック(6,000円)
このオプションにはTN10E専用のケース、デジタイザーペン、BTワイヤレスキーボード、液晶保護フィルムが含まれる。内容からすると価格相応でケースなどは専用品だけにフィッティングが非常に良い。注意点はケースがBTワイヤレスキーボードを格納するようにはなっていない事だ。TN10E本体とBTワイヤレスキーボードは常時セットで持ち歩くわけでもないので支障は無い。
Kingsoft Office Standard(3,000円)
Microsoft Officeの代わりに購入。普通にOfficeの各ソフトウェアを利用するのなら特に問題無し。今回は別の問題が出たので結果的に無駄になってしまった。後述するが事前調査が甘くちょっと反省である。
↑ TN10Eとオプションのビジネス支援パックの図、TN10E本体をケースにより立てている、手前にはBT接続のキーボード、右手にはペン型のデジタイザー、画面は発色もきれいで精細なので普通に使える
↑ TN10Eを専用のケースに収めて裏返したところ、専用品だけにフィッティングはバッチリ、裏側はご覧の通り半分強が露出するタイプ、折りたたんで本体を立てることができる
↑ ケースにはデジタイザーペンも収納できるスペースがある、これなら無くしたりしないので安心だ、欲を言えばもう少し綺麗な色が欲しいところオッサン臭い(苦笑)
TN10Eの初期セットアップ
まずは電源投入してWindows8.1(64bit)の初期セットアップを行う。ここはいつものWindowsのセットアップと何ら変わりない。
そしてネット接続のために準備しておいた有線LANアダプターをこれまた準備しておいたUSB変換コード経由にて接続、特に問題無くネットへの接続ができた。ネット接続も名前解決もOKだ。
↑ TN10Eに変換ケーブルを介して有線LANアダプターを接続したところ、変換アダプターはTN10Eに同梱されているので別途購入しなくても良い
WindowsUpdate
ソフトウェアをセットアップする前にWindowsの状態を最新にしておきたい。コントロールパネルからWindowsUpdateを指定し更新プログラムを把握する。
今回はWindows8.1(64bit)で更新の数が129個となった、これは過去最多である。覚悟を決めて更新に取り掛かるがほぼ12時間必要とした。
↑ WindowsUpdateの数にビビる、129個もあるのでほぼ1日がかり、この後MS Officeを入れたのだがそちらにもWindowsUpdateが必要だ、これはセキュリティーの件もあり最近避けて通れないところ
セキュリティーソフトのインストール
今回は管理人お勧めの
ESET(
Amazon)をインストールである。ESETファミリーセキュリティーなら5台までインストールが可能だ。
アクティベーションの後、モバイルなのでアンチセフトを設定し動作確認を行う。アンチセフトはリモートでモバイル端末を動作不可にしたり場所を特定する事が出来る心強い機能だ。最後に念のためフルスキャンして確認をする。
↑ いつものESETをセットアップする、すでにアカウントを持っているとインストールしてサインアップするだけ、モバイルなのでアンチセフトについてもセットアップした、アンチセフトは盗難時にリモートで端末をロックでき位置を検出できる、ESETは動作が軽いのでモバイル利用でも苦にならないのが良い
細々とセットアップ
管理人の必要とするソフトウェアをいくつかインストールしたり設定を変更した。
・秀丸(テキストエディター常駐無し)
・Chrome(サブのブラウザ)
・Crystal Disk Info(ディスクの状態を見る)
・IEタブフォーカス設定(新規のタブにフォーカスする設定)
TN10Eへのアプリケーションのセットアップ
メールソフト
メールは今回Beckey!を利用するのでアカウントと共に設定。Beckey!はマシンが変わってもメールとアドレス帳一式を丸ごと持ってこれるので非常に便利だ。
Officeソフト
今回はKingsoftのOfficeを利用した。これが後で問題となるのだ。
Officeのマクロ利用アプリケーションの問題
KingsoftのOffice
このTN10EではエクセルでVBマクロ利用のアプリケーションを動かす必要があった。KingsoftのOfficeのマクロ利用に一抹の不安があったのだが現実の問題となってしまった。
マクロ利用のアプリケーションを動作させようとすると途中までは動くのだが結局動作しない。調べてみるとマクロは対応してないらしい。対応しているのはVBA対応版というバージョンを買う必要があるようだ。しかしこのバージョンを購入してもまともに動くかどうかはやってみないと分からない。
MS Office(64bit)
そこで手持ちのマイクロソフトOffice(64bit)をインストールしてみた。インストールの時点ではこのOfficeが64bitだと気付いてなかった。同じくマクロ利用のアプリケーションを動かそうとするとこちらも動かない。
同じOfficeで動いているPCを引っ張り出してきて何が違うのかを観察してみた。すると動作しているOfficeは32bit版で、今回インストールしたOfficeは64bit版である事に気が付いた。
MS Office(32bit)
そこでまたもや手持ちのOfficeを引っ張り出して32bit版を探す。こちらもちょうど手持ちがあったので64bit版をアンインストールして新たにインストールしてみた。すると動くではないか、古いマクロアプリケーションは64bitでは動作しないようだ。
マクロ利用のアプリケーションが動作したので改めてOfficeをアクティベートしWindowsUpdateを行った。41個のアップデートを処理した。
エプソンダイレクトTN10Eの使い勝手
結論から言うとこのTN10Eはかなり良い。モバイル用途にはお勧めのマシンだ。
TN10Eは管理人がセットアップ前に想像していたよりもキチンとしたマシンだ。
TN10Eは11.6インチのWindowsタブレットだが通常のアプリケーションを問題無く利用する事が可能だ。
画面については精細で14インチあたりのノートPCと比較すると文字等が小さく細かくはなるが問題無い(老眼が進むと細かいかも)。
動作速度については速いという印象は残念ながら無いが問題無く利用できる。これはメインメモリを4GB積んでおりストレージがSSDであることが効いていると思う。
オプションのビジネス支援パックだが、これもなかなかよく考えられて内容をチョイスしたと思われる。
特にデジタイザーが便利で指では押すのが難しい細かい部分に有効に使用できる。
BT接続のキーボードはモバイル用のミニマムな大きさのものだが、なんとか使う事が出来るギリギリのサイズであろう。長文を入力しなければならない時には持って行った方が楽に入力できる。
ケースについても外出時には必要になるので専用のケースが便利だ(色はオッサン臭い色だが)。
TN10EにはWiFiは装備されているがモバイル利用の際には当然のことながらインターネットへの接続が必要だ。WiFi経由でのスマートフォン利用のテザリングやモバイルルーターを準備して持ち出したい。
2015/08/01追記:液晶画面が割れているではないか!
タッチパネルの反応が非常に悪くなんともならないと申告があった。
実機を調べてみると確かにタッチパネルの反応が悪いというか使えない。良く見ていると反応する部分と反応しない部分がある。
さらに良く見てみると画面に変な筋が入っている。もっと詳細に見てみるとなんとヒビが入っているではないか!
↑ TN10Eの画面に入ったヒビ、ちょっと見にくいが画面の18:00の向こうに画面を斜めに走るヒビが見えるだろうか、大きな衝撃や落下は全く無いので原因は不明、暑さのせいだろうか?
これでは指にでもデジタイザーにでも反応しないはずだ。購入当初は全くこういうことは無かったのでこの暑さでガラス面に歪が生じてヒビになったのであろうか。
エプソンダイレクトのサポートに電話をしてみるが全く通じない。こういうコールセンターでは良くある事だがもう少し何とかしてほしいところ。
しょうがないのでWebのフォームから引き取り依頼を掛けた。明日ヤマトが引き取ってくれる予定。
これが無償対応になるか有償修理と言う判定になるか見どころではある。
逐次報告する予定だ。