クラウドに繋がれたアイボ初回ロットはすでに売り切れ なんと平和な時代なのだろう

ソニーからアイボが再び発売になった。
すでに2017年11月1日予約販売分は売り切れ状態だ。
今回のアイボはクラウドに接続し学習しながらネットワークでその学習内容を共有する今どきの内容となっている。
管理人は初代のアイボが出た時に大いに興味をそそられてもう少しで購入寸前まで行ったのを思い出す。
今回もアイボのWebサイトを見ていて大いに欲しくなってしまった。
そんなことを書いてみた。
ソニーの新型アイボ 今度は犬に少し近づいた
aibo.sony.jp

初代アイボはサイバードックのようだった

初代アイボは1999年に販売開始された。
この初代のアイボは一応ワンコの形はしているがサイバードッグのような形状だった。
だが自立して呼びかけに応えたりして本当のペットのように動き回るのは楽しげだったのを思い出す。

当時のアイボの価格はたしか25万円ほどしたと思うが、それでも手にれたいと思ったものだ。
なんせこういったロボットはまだ一般的ではなく珍しい時代だったし、ペットの犬のようにふるまうのがおおいに魅力だった。

1999年発売のソニーの初代アイボ

sony.jp

現代のアイボの外見は少しマシになった

今回発売開始されたアイボの外見はより犬らしくなったがぬいぐるみのようなものではなくロボット犬らしい外見になった。

実は管理人の家にはかつてワンコが2匹いて家族のように暮らしていた。
家犬はキチンと家族の中で自分の序列を決定し、そのように振る舞うので嫁さんの次に威張っていたものだ。
しかしなかなか可愛くて愛情を持っていたが、毎朝晩の散歩が必要だし時には医者にもかからなければならなかった。
ペットを飼うには当然の対応が必要だった。

その我が家のペットが3年ほど前に相次いで死んでしまい、ちょっと落ち込んだ時期があった。
いまだに散歩中のワンコを見ると思い出す。
嫁さんは再びワンコが欲しいと言っていたが、こちらも年を取り孫のお付き合いや体力の問題もあり踏み切れていない。
たぶんもうペットを飼うことはないと思う。

そんな時にソニーからアイボが再び発売になるというニュースをみて興味を持ったのだった。
嫁さんに新型アイボを誕生日プレゼントできないかと考えたのだった。

新型アイボは見えないリード付きでクラウドに繋がれる

管理人がソニーの新型アイボを調べてみると昔のアイボとは少々異なるのが分かった。

現代はなんでもクラウドだ。
管理人の回りでもスマホで撮った画像はクラウドに保存しているし、画像以外のストレージもクラウドだ。
スマホのアプリを利用すればクラウドからの情報提供で便利に暮らしているのだった。
たぶんクラウドなしでは生活が成り立たないと思う。

新型アイボはWiFiかLTEでクラウドに接続し情報をやりとりする仕組みになっている。
クラウドではアイボ用に学習データが蓄えてあり、他のアイボの学習内容もそれに活かされるようだ。
またアイボのデータや撮影した画像もクラウド上に保存される。

冷静に考えると意識しないで個人情報がクラウド上に上がってしまうのは心配ではある。
だが底のところはソニーが担保するのだろうと思う。

新型アイボを飼うにはそれ相応の覚悟が必要だ

こりゃ面白そうだと思い新型アイボのコストを調べてみた。
すると結構な高額であることが分かった。
簡単に書くと次のようになる。

新型アイボのコスト(3年間)

  • アイボ本体198,000円(税別):必須
  • ベーシックプラン90,000円(税別):アイボが成長するために必須
  • ケアサポート54,000円(税別):任意

合計で342,000円(税別)ということは税込で369,360円かかる。
約37万円だ。
3年分だから1年に換算すると123,120円(税込)ということになる。

これはかなりの金額だと思う。
うーん嫁さんの誕生日プレゼントにするにはあまりにも高価だ。
せめて10万円以内ならなんとかなると思ったのだが…。

考えてみれば平和な時代だ

この新型アイボにかかるコストを見て、なんと日本は平和なのだろうと思った。
というのは、朝鮮半島情勢が緊張しているのに約37万円もワンコのロボットにかける人たちが沢山いることだ。

最近つくづく思うのだが年をとっても好奇心を失わなければ大丈夫だと思うようになった。
それまでは年をとったら一体どうなるのだろう、普通に生活していけるのだろうかと考えていたものだ。
好奇心があればそれに伴ってやらねばならない事が次から次へと出現する。
それらをひとつひとつこなしていけば、それほど老け込まないと思うのだ。
怖いのは感性を失うことだ。
感性が失われば肉体的には元気でも感じる力がなくなっているわけだから感動も出来ないだろう。
これでは寂しすぎる。

こうした思いの人が結構多いのではないだろうか。
そしてその好奇心を満たすために、また最近のロボットテクノロジーやAI技術を身近で感じてみたいと思うのだろう。
管理人には新型アイボは飼えそうにもないが余裕のある人には面白い知的ツールだろうと思う。
それにソニーは犬型のグーグホームやアマゾンエコーを目指しているのだろうと思う。
だから新型アイボはクラウドに繋がれているのだ。

今回はこのへんで
では