管理人はITとはかれこれ30年以上もかかわってきた。
そのなかで業務でも個人的な事でもファイルを圧縮解凍するという事は普段頻繁に行う。
この圧縮解凍の解凍という表現が現代では違和感があるというのだ。
若い世代は展開と言うほうが自然らしい。
解凍と言うのは一種のシャレのようなものだ。
これを展開と言うなんてなんて無粋な事を言うのだろうと感じてしまったのだった。
LHAにはお世話になったのだ
LHAというソフトはご存じだろうか。
これが管理人的には「元祖」圧縮解凍ツールなのだ。
80年代の終わり頃にはMS-DOS上での処理に圧縮解凍は必須だった。
なんせ保存媒体の容量が小さくて圧縮しないとどうにもこうにも収まりきれなかったからだ。
フロッピーディスクは2HDという高規格なものでも1.44MBしか容量が無かった。
1枚のフロッピーディスクに収まるマイツール集を作っていたものだ。
日本発のLHAを使ってMS-DOSでコマンドプロンプトからゴリゴリとコマンドを打ち込んで圧縮解凍を行っていた。
非常に良く出来たソフトで大変お世話になったものだ。
LHAで圧縮するとLZHというファイル形式がデフォルトで使われていたのだった。
この時代に圧縮解凍という言葉が始まったのだ。
考えてみればこの言葉は言い得て妙というか凄い言葉だと思う。
ある意味シャレのようなものだ。
年季の入った圧縮解凍という表現
前述の通り体に染みついた圧縮解凍という言葉は管理人からすればもう聖域に近い。
そんな解凍を展開と言うなんてまったくもってあかんと思う。
もっと敬意を表してほしいものだ。
もし変えるなら圧縮解凍というセットで考えてほしい。
格納展開とか・・・
すでにソフトによっては解凍を展開と表現しているモノも多い。
これは統一しなければならないという事は全く無い。
自由な表現で良いと思うがやはり圧縮解凍とLHAには敬意を表したいと思うのだった。
なんせ日本のアーカイブの歴史を作ってきたレジェンドなのだ。
いや世界のアーカイブの歴史を作ってきたと言っても過言ではない。
WindowsでもLHA
管理人は80年代からMS-DOS上でLHAを使っているが現代のWindows環境でもそれはあまり変わらないと思う。
新しいファイル形式がイロイロと出てきたしオープン系とのクロスオーバー的な事もある。
管理人が現在良く扱う圧縮ファイルはZIP/TARあたりだろうか。
ちなみに圧縮解凍ソフトはLHAZを使用している。
あれこれ昔を思い返しているうちに現代のPCでの処理はそれほど変わっていないのではないかと思えてきた。
確かにMS-DOSの時代から考えると扱うデータ量は飛躍的に増えてその形式も多様になった。
そういう進化と言うか変わった部分と変わらない部分もある。
業務や個人的に扱うデータはほとんどテキストファイルかOfficeのデータなのだ。
だから今でも圧縮解凍は必須の機能なのだ。
もちろん動画や静止画もあるがこれらはファイル容量が大きいだけに別扱いで格納しているのだった。
愚痴を言う訳ではないがPCの入力装置もキーボードにマウスって全く変化が無いでは無いか。
つまり表面上は進化しているように見えるが本質的なところはあまり変わっていないのだった。
今回はこのへんで
では