iPhoneが売れてないそうだ 確かに買い替えようという気持ちがしない

iPhoneが売れてないそうだ。
確かに以前よりも頻繁にTVコマーシャルを見るような気がしているのとシンクロしていると思った。
特に現在最新機種のiPhone6Sについては過去のモデルよりも発売直後の伸びが無いらしい。

現在の状況はどうなん?

携帯電話業界は管理人も関係していた業界だけに事情は良く分かっている。

携帯電話キャリアの手にはもう乗らない

随分と前から個人向けの回線と端末については飽和状態であると言われてきた。
だからこそ短い周期で新製品を投入して新規と機種変更と促進してきたという事情がある。

MNPもあまり魅力無し

さらに最近ではMNPによりキャリア間の乗り換えも普通になった。
その際にユーザーにとってはキャリアメールアドレスが変わることくらいがリスクだ。
反対にユーザーにとってはキャリアを乗り換える際にはキャッシュバックや値引きが大きくなるので有利なのだ。
こうした事もあり定期的に新機種に機種変更がてらにキャリアを乗り換えるという事を行うユーザーも多いと思う。

端末自体にも魅力無し

だがそれも新しい機種にそれほど必要性を感じなくなったという事だろうか。

それでiPhone6Sは前モデル比25%減

その結果iPhone6Sの発売直後の売れ行きは前モデルの25%減となっている。
この数値は凄い落ち込みだろう。
これでは躍起になってTVコマーシャルを流すのも無理はない。

確かに現在のスマートフォンには不便は感じない

管理人は現在iPhone5Sを利用している。
これで現在のところ全く不自由が無いというのが正直なところだ。

機能的には全く新機種を必要としない

iPhone6SのTVコマーシャルを見ていると「変わったのはたったこれだけ」と言っている。
じゃ、新しくする事は無いなぁ~と思ったりするのだった。
いずれにしてもあのTVコマーシャルは逆効果だろうと思う。

機種変更で時間を浪費したくない

それになんだか忙しいのにスマートフォンを変更するという事で時間を浪費したくないというのも正直な感想なのだ。
スマートフォンの機種変更はユーザーにもそれなりの負担を掛けているという事だ。

特にスマートフォンのOSが変わるのはユーザーにとって大変リスクを負う事なのだ。
スマートフォン内部にため込んだデータ等が引き継げなかったり消えてしまうリスクもある。
それに設定に掛かる時間と手間もバカにならない。

機種変更でお金も浪費したくない

ユーザーが負担する金銭的な負担も大きな問題だ。
管理人の場合は端末代金を支払うのに割賦を利用する事がほとんどだ。
月換算で2,000円程度なら支払うがそれ以上だと躊躇する。

そんな中で様々な施策により端末代金が限りなく0円に近付くのはユーザーにとっては非常に魅力的だ。
気持としてはスマートフォンごときにそんなにお金を掛けれるかというところなのだ。

残るは個人的な興味と言う動機だ

現在管理人の使用しているiPhone5Sは故障も少なく非常に安定している。
OSやアプリ等のソフトウェアもよっぽどのことが無い限り酷いものには出会わない。
PDAやスマートフォンとの長い付き合いの中でベストな安定性を持っていると感じる。

管理人は以前からNEXUSのシリーズには好印象を持っていて興味津々なのだ。
タブレットも孫に取られてしまったがNEXUS7(2012)を持っている。
そんな管理人の次の興味ある端末はNEXUS5Xなのだ
たぶん今機種変更するのならNEXUS5Xにするだろう。

NEXUS5X

次の打つ手は何だ?

こういった事を考えるとひとつのマストアイテムであるスマートフォンが定着したという事も言えるだろうと思う。
そしてユーザーはスマートフォンの機能をほぼ一巡した形で利用しただろうと思うのだ。
逆に言うとハードウェアとしてのスマートフォン自体には魅力を感じなくなったという事だ。
管理人の場合も新しいモノ好きで新製品は弄り倒してしまうのだが最近はスマートフォン関連ではこうした事は少なくなった。

それでも未だにイロイロ試している事がある。
それはスマートフォンにインストールするアプリだ。
個人的にもこんなことをしたい!とか、この状況でもっと便利な方法が無いか?とか様々な個人的なニーズがある。
それを実現できるアプリが無いか?と探している。

つい最近も遅ればせながらPocketを使いだして外出時のブログネタをメモるのに大変重宝しているのだった。
また孫とHangoutsでチャットしたりするのだった(これが楽しい!)。
こうした事はハードウェアが必要なのではなくソフトウェアで十分実現できる。

という事でこれからの時代「アレをしたい」というユーザーニーズの細かい把握が必要だ。
ハードウェアも百貨店のような均一なモノから専門店のようなラインアップが必要になるだろう。
そしてソリューションとして物事を把握しないといけないフェーズに入ったのだろうと思っている。

今回はこのへんで
では