岩山神社で聞いた 維持すること伝えることの難しさ

岩山神社の入り口にはフェンスがある

昨日、京都府船井郡京丹波町の岩山神社に参拝させていただいた。
管理人は式内社を訪ねて近畿地方を回っているが、式内社だからといって立派な神社ばかりではない。
修理が行き届き非常に立派な神社もあるが、中には朽ち果てる寸前の神社もある、さらに存在すら分からない神社もある。
岩山神社は式内社だが、朽ちる寸前の状態だったようだ。

岩山神社は修理中

管理人が岩山神社を訪ねた時、ちょうど修理をしている最中だった。
たぶん、近隣の方が岩山神社の維持管理や修理をされているのだろうと思う。
岩山神社について、管理されている方に、少しお話を聞いてみた。

荒れてしまった岩山神社

岩山神社は式内社なのだが、近年手入れがなされておらず荒れていたようだ。
現在では、整備が行われていて、鳥居や本殿それらをつなぐ参道がコツコツと手入れされている。
お話をうかがったのは、整備のために岩山神社に来られていた修理の管理の方だ。
岩山神社の近隣では、最近では氏子も世代交代し、昔のように持ち回りで神社のお世話を行う、という事が維持できなくなってきているということらしい。
神社の維持には氏子の経済力と労働力は不可欠なのは、皆さんもご存知のとおりだ。
こうした活動が滞ると神社も荒れてしまう。

岩山神社はなぜここなのか?

村外れの、こんなところに式内社である岩山神社がなぜ鎮座しているのか、ちょっと不思議に思っていた。
管理の方によると、岩山神社の前の道は山に続いている(現在は柵がある)、その先は一山越えて北側の村に通じていたそうだ。
たぶん道祖神のような、村の守り神的存在だったのだろうか。
それとも、もっと山奥に磐座とかがあるのだろうか?
ハッキリとは分からない。

後世に伝えることの重要さ

明治以降、日本では伝承が途絶えていっており、さらに戦後からは核家族化もあり拍車をかけている。
それは家族内や一族内だけではなく、今回の岩山神社のような村全体で行う行事や奉仕のようなことまでに影響が及んでいると思う。
個人的には、こうした伝承というのは日本人の千有余年続くノウハウの塊のようなものだと思っている。
それが途絶えかけているのだ。
だからこそ氏子の活動も途絶えかけていると思う。

式内社奥宮岩山神社の復活を願う

社殿の修理や参道の整備が進められて、キチンと荘厳な神社の雰囲気が復活すると、参拝者も増えることだろう。
なんせ、岩山神社の鎮座地がかなり村の奥で、村外れから舗装されていない林道をしばらく走るという雰囲気なのだ。

現代の人を呼び込むためには、パワースポット的な演出が不可欠で、来ればご利益があるという雰囲気を醸し出す必要がある。
個人的には、こうした演出は大嫌いだが、神社の運営のためにはしょうがないことなのかも知れない。
いずれにしても、神社が朽ち果ててしまい、後世に伝えられないという事は避けたいと思うのだ。
こうしたことに対して我々ができることはわずかだが、なんとかお手伝いしたいと切に思う。

今回はこのへんで
では

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