無線LANルーターWZR-1750DHP2を利用してNASを簡単構築してみた

以前から使用していた無線LANルーターが調子が悪くなっていたので買い替えた訳だが便利な機能が付いているのだ。

電源の落ちたPC間でのファイル共有の必要性

NAS(ネットワークアタッチトレージ)はネットワーク上のストレージの事を指すが小さなネットワークにとっては大げさなのだ。

現在の環境は主にデスクトップ2台とノートPCを1台を常用している環境だ。
この中でファイル共有を実現させるのはWindows環境の場合は比較的簡単で同じワークグループに参加させてフォルダを共有しておけば良い。

しかしこの3台は常時電源が入っている訳ではないのだ。
ここが一番のポイントなのだ。
電源が入っていないPC間でファイル共有を実現しようとすると独立したNASが必要となる。

WZR-1750DHP2にはNASの機能が付いている

そこで先日導入したバッファローの無線LANルーターであるWZR-1750DHP2を良く見てみるとUSBストレージを差してNASの構築ができるようになっている。
USBで接続するのはHDDでもUSBメモリでも対応しているのだ。
つまり常時電源が入っている無線LANルーターにNAS機能を持たせるという一番理想的な構成だ。
HDDを接続するほど大容量は必要としないしHDDが回りっぱなしなのもエコではないので今回は使い古した1GBのUSBメモリで設定をしてみた。

↑ WZR-1750DHP2にUSBメモリを差したところ、USB端子が付いているのでそこに接続するだけだ、今回は手持ちの1GBのUSBメモリを使用した

WZR-1750DHP2でのNAS構築手順

まずはWZR-1750DHP2にUSBメモリを差してみる。
管理画面から認識しているか確認しOKなら設定を行う。

次にUSBメモリ自体をフォーマットする。
フォーマット形式は2種あり、FATとXFSが選択できるが今回はXFSでフォーマットした。

アクセスできるユーザーを限定できるがネットワーク内のみとするので特に制限は入れない。

さらにHDDを繋いだ際に節電できる機能があるが今回はUSBメモリなので使用しない。
ここまででWZR-1750DHP2側の設定は終わりだ。

PCからこのNASを参照するにはネットワークドライブの割り当てを行う。
すると1つのドライブとして参照する事が可能となり他のPCが動いてようが動いてなかろうがアクセスできる。

↑ WZR-1750DHP2のNAS設定画面、バッファローのルーターにIOデーターのメモリを差しているのは意地悪ではない(笑)、設定と言ってもフォーマットを行うだけだ
↑ WZR-1750DHP2に設定したNASへのアクセスのためPC側にドライブ割り当てを行う、通常のネットワークのように円マーク2つで指定する、ディスクの名前も忘れずに入力する
↑ ドライブ割り当てが完了した後のドライブ一覧、今回はZドライブに割り当てた、これでNASへのアクセスが非常に簡単だ

WZR-1750DHP2でのNASはこんな使い方なのだ

事務所内で常時使用しているデスクトップPCを仕事が終われば電源を落としている。
この場合、別の場所にあるノートPCで資料や画像をデスクトップPCに送りたいと思った時は今まではGmailに添付して自分宛てに送っていた。
この方式は外出時ではこれからも利用する事になる。
事務所にいる時にはNAS上のストレージ(わずか1GBだが)へ格納しておけば他のPCからアクセスする事が可能なので外部へ送るというリスクも負わなくて良い。
USBメモリでお手軽にNAS構築ができるなんて全く便利になったものだ。

WZR-1750DHP2でのNASはまだまだ使い道がある

WZR-1750DHP2には接続したストレージをNASとして利用する他にメディアサーバーやBitTorrentとして利用するという方法もある。こちらはおいおい設定しリポートする事にしよう。

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注文してしもた無線LANルーター、Amazon今なら5%OFFやがな

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無線LANルーターがそろそろあかんかも、次を探さなきゃ

今回はこのへんで
では