まっちゃんを改めて見直した 日本人の感性に近い芸人だと思う

最近芸人が社会問題に対してイロイロ発言する機会を見ることが多い。
特に熊本地震においては関西と熊本というのは歴史的に以前から強いつながりがあるので支援が盛んだ。
かくいう管理人も父方が熊本出身という事もあり他人事ではない。
そんな中ダウンタウンのまっちゃんが発言したことが非常に心に残った。

くまもん

熊本と関西の繋がり

昭和の時代のお話しである。
大阪は九州からの中学卒業し就職する人たち(金の卵と呼ばれた)の受け皿となった。
今では当時よりも交通が発達して東京へ行くことも大阪へ行くことも大差ない時代となったのでこうしたことは少なくなっているのだろう。
こういった事情から九州各地と関西は密接に関係してきたようだ。
一昨年に亡くなった管理人の父も熊本の出身で金の卵ではないが熊本から関西に出てきた一人だった。
だから今回の熊本地震には本当に他人事ではないという思いがある。

災害が起こると自粛ムードが日本中に一杯

基本的に日本と言っても広い。
だから一部地域で災害が起きても他の地域は普通の生活をしている。
そうした中で自粛ムードが漂うのはあまり歓迎した事ではないと思っている。
しかしそれは程度ものだと思っている。
あまりに災害地域の事を無視した心無い事は避けるべきだろうと思う。

周りへの配慮ができるのが日本人かも

そんな中であるひとつの議論があった。
それはほりえもんの発言だ。
管理人はほりえもんは嫌いな方ではないが直接的な表現は過激に聞こえると以前から感じている。
以前のすし職人の問題もそうだ
ハッキリと言いすぎるので受け手によってはバカにしていると取られる事が多いだろう。

管理人も様々な人と関わりあってきたがこうしたハッキリとした物言いをする人も何人かいたものだ。
だがこうした物言いは大筋ではまちがっていないのだが受け取る人にとって不快にも取れる。
それは周囲に対する配慮という見えない気持ちだろうと思う。
これが日本人の感性なのかもしれない。

改めてダウンタウンの松本人志は日本人としてまともな感性を持っている

管理人はお笑いが特に大好きという訳ではないがビッグネームになったダウンタウンは好きな芸人のひとつだ。
少々驕りの見える浜田に比較して松本はまともな事を言っているように見える。

今回の件は熊本地震に関してほりえもんがバラエティー番組の自粛は全く関係無い馬鹿げた行為と発言している事に関してだ。
管理人はほりえもんのいう事は正論だが配慮に欠けると思っていた。

これに対して松本仁志はほりえもんはいつもそんなに間違った事は言っていないと思うが心が無いという点を指摘した事だ。
さらにバラエティーを自粛するにあたっても自粛すべきものとそうでないモノが存在するという意見を出した。

この2つの松本人志の発言には感心してしまった。
まずはほりえもんに対する意見は大多数の人々が感じている事の代弁だろう。
さらに自粛すべきバラエティーにも内容によるという意見だ。

人間にとって笑いと言うのは非常に微妙で感情に支配される分野だと思う。
もうこれは芸術やスポーツと同じ感性の世界だと思う。
管理人は決して数値化ができない分野だと思っている。

以前から松本人志は自らの作り出す笑いに対して非常にストイックだという事を伝え聞いている。
これは生きた人間を相手にする以上感性をフル動員して反応を探らないと受けないし間違って伝わってしまうという事を追求しているのだろうと思うのだ。
こうした姿勢を持つ松本人志には改めて感心した次第である。
松本人志は一見怖そうな何をしでかすか分からない危うい感が漂っているがこれはこの人が天才に近い存在だからなのかもしれない。

今回の事で管理人の中ではほりもんの評価は落ちて松本人志の評価は上がった。
やはり感性はいくつになっても大切にしたいと感じた。

今回はこのへんで
では