オンラインバンキングでWindows10の確認が完了だそうだ 銀行からメールとそのスピード感

Windows10の話題が持ち上がったのはつい半年前だが皆さんの環境はどうだろう?
管理人の環境は以前と変わらずでWindows7や8.1を利用している。
無償でアップグレードできる期間内にWindows8.1のみWindows10にしようと思っている。
そのWindows10でのオンラインバンキングでの動作確認結果が銀行から来たので紹介しよう。

前回銀行からメールが来たのはSSLの事だった

最初にこれは管理人が契約している銀行のオンラインバンキングの事であることをご了承いただきたい。
銀行やサービスによっては異なる対応となっているかもしれないのでご確認いただきたい。

前回こうしたオンラインバンキングの通知はSSLに関するものでSHA-2へ移行するという内容だった
SSLに関する事はセキュリティーの根幹の部分なので非常に重要なのだ。

今回銀行からメールが来たのはWindows10での動作確認(セキュリティー面)

今回銀行から通知が来たのはWindows10に関してオンラインバンキングの動作確認が取れましたという内容なのだ。
もちろんこれはセキュリティーに関して問題無しと専門の業者が確認をした上で銀行としても公式にアナウンスしたという事だ。
だから非常に時間が掛かっている。
Windows10の発表は夏ごろだったので検証に半年ほど掛かっている事になる。
内容は次のような事だ。

インターネットバンキングにおける「Windows10」の動作確認について
「Internet Explorer11」および「Firefox」に加え、「Windows10」の
標準ブラウザである「Microsoft Edge」の確認を完了いたしました。

お客さまに長らくお待ちいただいたことをお詫び申し上げます。

これでやっとWindows10の環境でオンラインバンキングが利用できるようになった。

法人が動く際のスピード感

一般的な感想としてはセキュリティーの確認に半年もかかるのか?というところだろう。
だが一般的に法人向けの仕事ではこうした時間的な感覚(スピード感)なのだ。

というのは組織として責任を取らないといけない事から内部のハンコの数が多くなる。
そしてこうした検証では内部だけで出来ないので外部に協力を依頼している。
その外部との関係も整理しなければならない(要するに何かあった場合に責任を取ってもらう)。

様々な関係を調整して最後に公式見解としてこうしたメールを発行するのだ。
ここまでに沢山の人間と会社とプロセスが積み重なってやっと出てきたという事だ。

こういった法人のスピード感は昔からイロイロ言われてきているが一向に改善しない。
確かに部分的にはスピードが上がっているのだがそれ以上に新たな手続きが多くなっているからだ。

大きな企業ではセキュリティーに関する内部監査もあるだろうし金融機関だとクリアしなければならない規格もある。
こうした様々な手続きが昔に比べて非常に多くなっているのだった。
例えば個人情報保護関連ではプライバシーマークやISMS関連が一般的だ。
コンプライアンス遵守や内部統制関係が複雑に入り組んでいてややこしいことこの上ない。

なんだかITの時代なのにこういった事に縛られてスピード感が無いのだった。

今回はこのへんで
では