関西ではエフイーピー関東ではフェップ 漢字変換の不思議

本来FEPはフロントエンドプロセッサーの略なので漢字変換の事を指すわけではない。
しかしアプリケーションの前処理という事でMS-DOS時代の漢字変換はFEPと呼ばれていた。
当時漢字変換のFEPには様々な種類があってユーザーが好みのモノを選択できたのだった。

Windows8.1標準の漢字変換IME

MS-DOS時代の漢字変換

管理人がPCを弄り出したのはMS-DOSのマシンだった。
当時の漢字変換は様々な種類のモノが市販されていてユーザーが好みのモノを選択できた。

管理人の好みはVJEというソフトで数ある漢字変換から一番使いやすかったのでこれを選んだのだ。
その他には一太郎系のATOKがあり、P1EXE系のDFJがあり、WXも優秀だった、その他にもいくつか選択肢があったのだ。

そして漢字変換の事を前述のようにFEPと総称していたのだった。
関西ではエフイーピーと発音し関東ではフェップと発音していたのが面白かった。
3文字のアルファベットをいう時は現在でもその傾向が続いている。
もちろん管理人はエフイーピーと発音する。

現代の漢字変換は実質選択肢が無い

管理人は現在Windows7と8.1を使用しているが漢字変換はWindowsに標準装備のモノだ。
漢字変換の効率はお世辞にも良いとは言えず文節もイマイチな認識だ。
特に長い文節をタイピングしている時ほどこの傾向が強くイチイチ文節を戻って修正しなければならないので効率が悪いことこの上ない。
だから細かく変換を行う癖がついてしまった。
明らかにこの状態はMS-DOSの時代から退化していると思う。

マイクロソフトの漢字変換以外に具体的に漢字変換プログラムを探したわけではないが選択肢は実質的に無い状態だろう。
あえて言えばGoogleの漢字変換を使った時期もあるがなんでもかんでもオンラインで処理する姿勢に嫌気がさしてしまったのだった。

もっと変換効率の良い賢い漢字変換プログラムが無いものだろうか。

何の世界でもそうだが競争がないと磨かれない

現在のこの状況はライバル不在がもたらした結果だろう。
ワープロソフトも実質Wordの独占となってしまった事で日本語変換プログラムについても競争相手がいない状況なのだ。
最近は漢字変換プログラムに注目が集まらないためにメーカー側もこの部分には力が全く入っていない。

管理人の場合、素晴らしく効率の良い漢字変換プログラムがあれば多少のお金を払ってでも利用するかもしれない。
それほど漢字変換プログラムの出来が日本語の文章を入力するのに影響を与えるという事だ。
気持ちの良い日本語入力をしたいものだ。

今回はこのへんで
では