シムフリー化の時代、スマホの通信費が安くなるMVNOってこんな仕組み

    2015/11/02

2015/08/24
最近話題のシムフリー化に伴いスマホの通信料が安くなるMVNOについて書いてみた。
そもそもMVNOってのはMobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略称なのだ。そうバーチャルなのだ、何がバーチャルなのだろうか。

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通信事業者(キャリア)とMVNOの定義

一昔前では第一種と第二種に分かれていたが呼び名が変わった。現在では伝送路を所有する事業者と伝送路を所有しない事業者という区分けになっている。
この伝送路と言うのは電気で言う送電線のようなもので通信事業者にとっては武器であり弱点でもある。具体的に言うと無線通信事業者であれば基地局があり、そこからセンターまでの通信回線があり、センターの設備があり、各種ネットワークと接続する接続ポイントがある。
これらの設備を自己で所有しているかどうかがこの違いだ。

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伝送路を自己所有するという意味

例えば携帯電話キャリアを考えてみると身近な事もあり分かり易い。
携帯電話の電波の部分は日進月歩している、最近では3Gから4Gとか4.5Gとかに伝送方式がグレードアップされてきている。この伝送方式のグレードアップにはそれなりの費用が必要だ。
伝送方式がグレードアップされる際にソフトウェアだけで実現する場合もあるが、そうでない場合は基地局ごと交換しなければならない場合もある。基地局の向こうにあるネットワークに関しても随時グレードアップが必要だ。
こうした設備投資をしているのが伝送路を自己所有するという事なのだ。

↑ ITmediaに掲載されたMVNOの説明図、おおむねMVNOが上位キャリアに支払う料金はキャリアとMVNOの接続設備間の帯域での課金となる事が多い、従ってたくさん詰め込めばMVNOは儲けることができるという訳だ

通信事業者(キャリア)とMVNOとの関係

以上のような事を前提として考えると非常に分かり易い。
MVNOは自己で伝送路を持たないために事業を開始しようとするとどこからか借りる(間借りする)必要がある。つまりMVNOは伝送路を上位の通信キャリアから借りて事業を行っている、ココがミソなところだ。

MVNOは伝送路を上位キャリアから借りている際の契約はイロイロると思うが帯域で借りているのがほとんどだろう。これはどういう事かと言えば上位の通信キャリアとMVNO間を結ぶ回線の帯域幅(容量)で課金される方式だ。MVNOの収益を考えれば原価は上位キャリアへ支払う料金、売上は利用者から徴収する料金となる。単純に考えるとこの差額が利益となる。

上位キャリアにとってはある程度トラフィックが読めて収益を得られネットワークの効率稼働が期待できるMVNOは良い顧客でもある。反面シェアを食い合うライバルのような関係でもあり複雑な関係だ。

MVNOには音声通話定額が今のところ無い。これは上位のキャリアがそういった料金体系を提供していないからだとも言える。ここを独自に突破するMVNOは今のところ無い。

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MVNOの利用者に対する姿勢

MVNOはこういった収益構造なので原価を低くしようとする。すると同じ帯域幅に利用者を詰め込めば詰め込むほど利益が出るという構造なのだ。
この結果どういう事が起きるかと言うと利用者からすれば回線のスピードが上がらない遅いといった症状が出る。あまりに利用者の苦情が酷ければ上位キャリアと接続する回線の帯域幅を増強する事になる。
このあたりのさじ加減はMVNOの姿勢次第なのだ。利用者にとっては安いのはもちろん、使いやすくて高速なサービスが良いに決まっている。収益を出しながらこうした利用者の立場に立った姿勢のMVNOを選択する必要がある。

今回はこのへんで
では

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