コネクティッドカー時代の車とハッキングの関係 セキュリティーの重要性

管理人はIT系の仕事をしてきたがたまたま車も好きなのだ。
最近の車はコネクティッドカーというインターネットに常時繋がっているという概念がある。
インターネットに繋がっているのは便利な反面セキュリティーが問題になるのだ。
インターネット

インターネットに繋がっている車が当たり前になる

現在では全ての車がインターネットに繋がってはいない。管理人の車もインターネットには繋がっていない。
だが高級な車だけに限らずオプションでもインターネットに接続したサービスを提供する車は多い。
ユーザーへの見せ方はインターネットに繋がってますよというものではなく、こういうサービスが使えますよという感じだ。

例えば
緊急時に通報をしてくれるサービス
ナビゲーションをサポートしてくれるサービス
等々 様々なモノがある。

車はITと通信で高度化していく

車が外部と繋がる事により様々な事ができるようになる。
ITSのような近距離通信を利用した機能を積む車も日本でつい先日登場したばかりだ。

この傾向はますます拡大していくことになる。
それは車が外部と繋がる事でのビジネスチャンスが格段に増えるからだ。
これは安全だけではなくサービス、それに渋滞対策や駐車場対策まで広がる。

こうした傾向はどんどん進む。

車がインターネットに接続されると当然セキュリティーが問題になる

企業でも家庭でもインターネットに接続しているとセキュリティーの心配は尽きない時代だ。
こういうことが車でも現実になってしまうとことだ。

ここで管理人は心配なことがある。
それは車のネットワークというのは通常のネットワークのようには出来ていないという事だ。
企業や家庭のネットワークは各種機器は自分で揃える事ができる。
だからそこに自分で選んだセキュリティー機器を導入できるし自分で対策をすることができる。

一方、車の場合はユーザーがセキュリティー対策を行う事が出来ない。
先ほど紹介したESETをインストールしようなんて事は出来ないのだ。
自動車メーカーにお任せ状態となってしまう。
だから自動車そのもののセキュリティー対策が全てなのだ。

車のインターネットに対するセキュリティー対策がまともにされていないと車が遠隔操作されたり個人情報を抜かれたり車としての機能を果たせなくなってしまう。

車と似たような状況のIoTのセキュリティー

何でもかんでもインターネットに接続してしまいましょうというのがIoTだ。
確かに様々な新サービスやユーザーの利便性を生み出すだろう。

しかしこうした計測制御の世界はインターネットに接続するという歴史が短い。
長らく閉域という専用のネットワークで運用されてきたからだ。
だからインターネットから防御するという歴史とノウハウが不足しているのだ。

個人的にはもっとオープンな仕組みにすると良いのではないかと思うのだが難しいところだ。
オープンにし過ぎると現在のWebサイトが置かれているような状況になるのは目に見えているからだ。
だがそうしたノウハウや仕組みは分かってしまうものだから完全には防御するのは無理な事だと考える。

そのうちに車用のESETが登場したりして。

今回はこのへんで
では